知らなかった!クラウドファンディング〜準備編
これまで事務局としてのみ関わってきた「寄付を集める」ということを、直接自分が手を動かす機会を得ることができました。
現在の仕事の一つであるNPO法人サンカクシャの文京区居場所事業についてのクラウドファンディグ。2021年10月1日〜11月24日「文京区で中高生や若者が自分の『好き』を探せる居場所を継続したい!」プロジェクトを目標金額100万円で実施中です。
クラウドファンディングは寄付キャンペーンの一つで、「ファンドレイジング7つのステップ」の要素がぎゅっと濃縮されています。
余談ですが私の屋号「セブンス・ステップ」の由来でもあります。
クラウドファンディングはとにかく準備が大事!!ということを繰り返し学んできて、いざ始めると「知らなかった・・・」ということがいくつも出てきました。
今回は準備編で気づいた「知らなかった!」をご紹介。
なお、今回のクラウドファンディングはREADYFORで開設しましたので、他のプラットフォームでは異なるかもしれません。
- クラウドファンディング準備の基礎知識
- 認定を取得していない特定非営利法人はAll or Nothing型のみ
- プロジェクトページの準備に6週間はかかる
- チラシを作るのに時間がかかる
- プレスリリースの準備に1〜2週間かかる
- SNSの準備は早めに
クラウドファンディング準備の基礎知識
「クラウドファンディング 成功するには」や「クラウドファンディング 準備すること」などを検索すると、いろんなページが出てきます。参考にしてください。今回は割愛します。
認定を取得していない特定非営利法人はAll or Nothing型のみ
クラウドファンディングには、目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取ることができるAll or Nothing型と目標金額の達成の有無にかかわらず支援金を受け取ることができるAll in型の2種類があります。READYFORではその条件を下記のとおり規定しています。
All In型は、以下の団体においてご利用可能となっております。
・税制上の寄附金控除の適用対象である団体(国、自治体、大学、学校法人、認定NPO法人、公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人など)
・上場企業
サンカクシャは認定を取得しておらず寄附金控除の適用対象外のため、All or Nothing型一択でした。
申し込むまで知らなかった・・・
プロジェクトページの準備に6週間はかかる
今回、クラウドファンディングに挑戦すると決まったのは8月中旬。その時には9月中旬から始める予定でした。4週間程度あればなんとかなるかな、くらいの認識でした。
その予定を最終的には10月1日に延ばしたのですが、ギリギリ間に合った・・・
<理由>
・一般申し込みをしてから、知人に提携パートナーがいると知り、申し込みをし直す
・申し込みをしてから READYFORとの電話相談を予約する
・プロジェクトページを作り込むのに日数がかかる
・ページの審査ボタンを押すと基本は3営業日を待たないといけない
特に、「プラットフォーム(今回はREADYFOR)に申し込みをしてから結構日数がかかる」という認識がなく、申し込み自体を遅らせてしまった・・・早く準備ページを見ながら作り込みをすれば良かったです。
一度出してしまうと修正できない、タイトル・URL(末尾のプロジェクトページを端的に表す言葉)・リターンなどは、当たり前ですが一人では決められません。団体内の関係者に案を提示し、修正をし、また確認してもらい・・・というのを繰り返していると、あっというまに日数がすぎていきました。
チラシを作るのに時間がかかる
今回はサンカクシャのアニュアルレポートの発送の予定があり、その発送にあわせて既存寄付者に予告チラシを送ることに。
webページでは多少長くなっても下にスクロールすれば良いところ、チラシの場合はA4に収めなくてはならず、さらに読みやすく・・・と、クラウドファンディングで伝えたい内容をぎゅっと濃縮しなくてはいけません。
ちなみにもう一種類、別のステークホルダー向けのチラシも作りました。チラシも配布先によって、「団体との関係性(団体の説明から必要なのかどうか)」「手に取る人に最も訴えたいこと」「手に取る人に取って読んでもらえるビジュアルになっているか」などで工夫が要りました。
チラシ自体を一から作ったことがなかったので、今回、ものすごく勉強になりました。
プレスリリースの準備に1〜2週間かかる
今回は、クラウドファンディングのページをオープンしてから、プレスリリースを作りました。もしページオープンと同時にプレスリリースも・・・ということでしたら、相当しんどかった。1週間以内にできれば・・・と思いつつ、リリースできたのは10月12日でした。
SNSの準備は早めに
クラウドファンディングが始まるとSNSを活用することになります。が、そこからスタートしていては遅い。TwitterやFacebookでフォロワーを増やしておくことが必要です。
クラウドファンディングをするぞ!と決めた日から、着々と準備を進める必要があるのです。
始まってからも初めてのことばかり!その模様はまた、後日。