ファンドレイジングスクール 「リアルケーススタディ」のプレゼンを終えて(振り返り)その2

ファンドレイジングスクール 「リアルケーススタディ」のプレゼンを終えて(振り返り) - 始まりの景色

の、続き。

2018年10月20日(土)、リアルケースタディの最終プレゼンがありました。

流れは次のとおり。

複数名によるプレゼン10分、団体の代表さんと事務局長さん、ファンドレイジング協会の鵜尾さん、鴨崎さんによるフィードバック15分。

全チームのプレゼン後、全体講評と気づきのシェアの時間。

 

どのチームも、フレームワーク分析から具体的な提案まで、綿密になされていました。かつチームの着眼点が異なり、5チーム5パターンの提案が出てきたことも印象的でした。

 

団体からの主なコメント。

  • 効果が現れるまで時間がかかってしまう提案は、その費用を回収できるか、という費用対効果が実現に向けてのポイントとなる。
  • 自団体が"アドベンチャー型"(支援者の7割が20代男性)なのだと再認識した。
  • 支援者の多くを占める若年層の"親御さん"という接点はこれまで取り組んでいなかったため、前向きに検討したい。
  • 寄付強化月間を今後は設定したい。

 

協会からのコメント

  • 団体が提供しているサービスのコアバリューが、いかに社会にインパクトを与えているかを可視化する必要がある。
  • 若者を軸とするか、シニアを軸とするかで、「響くメッセージ」「内容」「チャネル」は異なる。それぞれの「メッセージの届け方」を意識して設計することが大事である。
  • 支援者が若年層の場合、受益者だけでなく、支援者も一緒に成長する"weストーリー"を設計する。

・・・当日は色々と刺激を受けてメモしたが、日数が経過すると「・・・結局どういうことなんだっけ?」と思うようなことも。やはり、すぐに記録に残さないとダメだな・・・

ファンドレイジングスクール 「リアルケーススタディ」のプレゼンを終えて(振り返り)

SEO対策」という言葉、ファンドレイジングスクールで初めて知りました。

SEO=Search Engine Optimization、日本語で「検索エンジン最適化」。

Googleなどの検索サイトでキーワードを入力した際、上位に表示されるには・・・というもの。

今回のリアルケースタディで教材となった団体でも、SEO対策をしていて、「どういうキーワードだと上位に表示されないか」を気にしている様子でした。

 

で・・・自分のこのファンドレイジングスクールの記録、どう検索したら上位に入るかな?と、興味本位で探ってみました。

検索ワード:ファンドレイジングスクール 参加してみた

ダメだ、1ページ目にかすりもしない。

検索ワード:ファンドレイジングスクール スクール生 ブログ

2番目に出た!入学の時の記事だ。

izmy2009.hatenablog.com

ふむふむ・・・意気込みがすごい。そして「やること」が全然できていない・・・!!

 

当初の目的から外れてしまいました。

 

2018年8月4日(日)午後から、ファンドレイジングスクール の後半を占める「リアルケースタディ」が始まりました。

アルケースタディは、実在する団体を教材として、グループでファンドレイジング戦略を考える、というものです。

初回ではグループメンバーの発表とオリエンが行われました。

その後のスケジュールは以下のとおり。

  • 8/18:団体からの直接のヒアリングおよび質疑応答
  • 9/5:中間共有
  • 9/26:中間共有
  • 10/20:最終プレゼン

この間にメールによる資料提供と質疑応答、そしてグループでミーティング・情報共有・プレゼン資料の作成が含まれます。

私のグループでは情報共有ツールとしてMessengerを使用。

団体からのヒアリングという貴重な機会に旅行を計画していたため、旅行中もヒアリングやグループミーティングの内容をMessengerで共有してもらいました。

グループメンバーの方の寛大な対応に救われ、2回目のミーティングは私の都合優先で調整いただきました。

そんな中、父親が亡くなり、2回目のミーティングも参加できなくなってしまいました。

グループワークにちっとも貢献できないという申し訳ないという気持ちが先立ち、せめても・・・という思いで最終プレゼンのプレゼンターに立候補しました。

プレゼンは得意ではありません。日常業務でプレゼンする機会はなく、苦手意識が先行していて、認定ファンドレイザー試験のプレゼンもうまくいかなかったのは以前の記事で書いたとおり。なので、唯一の対策「発表原稿を書いて何回も練習する」ということを心がけました。

最後のグループミーティングでリハーサルをしたところ、時間オーバー、スライドとタイミングが合わない・・・など課題が。

原稿に「ここでスライドを送る」という動作を加えてみたら、流れが頭に入ってきました。

あとはひたすら練習・・・というほどはしていないけれども。

当日朝に家で3回、直前に公園でもう1人のプレゼンターと通しで2回。

何とか時間内に収まりそうだ・・・という安心感で迎えた本番。

緊張して自分の持ち時間を15秒オーバーしてしまいましたが、もう1人の方の安定したプレゼンで、持ち時間10分きっかりに終えることができました。

終わった・・・

これで少しはガチガチの肩がほぐれるだろうか。

自分のことばかり書いてしまったので、リアルケースタディの内容と気づきは次の記事で。

 

 

 

 

 

ファンドレイジング研修「寄付税制から考える寄付するメリットの伝え方」

ファンドレイジングスクールの選択必修「会計・税務・法務・リスク管理」カテゴリーの研修を受けてきました。

2018年10月6日(土)、「寄付税制から考える寄付するメリットの伝え方」。

講師は認定NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク理事長の脇坂誠也さん。

www.npoatpro.org

 

研修の前半は、寄付税制に関する講義。

「寄付税制の適用がない団体へ100万円寄付した場合、税制上の取り扱いは『寄付をした100万円は手元に残らないが100万円に所得税や住民税が課税される』。このボトルネックを解消しましょう、というのが税制上の優遇措置の趣旨」という説明がわかりやすかったです。

それよりも気になった、「Yahoo!ネット募金」の話。

脇坂さんは何気なく「Yahoo!ネット募金は任意団体ですから、税制上の優遇措置は受けられない」と言った一言が気になりました。

Yahoo!ネット募金のプロジェクトで、プロジェクトオーナーYahoo!基金となっているサイトにて「Yahoo! JAPANが2006年に設立した非営利の任意団体です。」と記載がありました。

改めてYahoo!基金で検索。

kikin.yahoo.co.jp

 

なるほど・・・一つまた知識が増えました。

 

所得税の計算方法と寄付控除の2つの可能性、「所得控除」と「税額控除」。准認定ファンドレイザー必修研修で受けた内容の復習でした。

 

「税額控除で、所得税額と寄付金の合計額が同じになるのはいくらの寄付をした場合か?」という質問も興味深かったです。

答えは「税額控除の対象となった寄付金の額を0.6で割り戻す」。計算式がないと分かりづらいのですが・・・「分かりづらいのであれば、おおよそ、0.5で割り戻す、つまり寄付金額の約2倍弱と考えてみてください。」おお、なるほど・・・

つまり、同額の所得税を払う場合、「税制優遇団体に寄付をすると、優遇がない団体に寄付をするよりも、多くの寄付をすることができる」ということになります。

 

次はワーク。

配布された資料は寄付者向けに寄付税制について説明したもの。28団体。この中から、分かりやすいと思う資料をグループで3つ挙げ、その理由を話し合いました。グループの後は全体での総括。

 

主なものを紹介。一つ目はふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」。

www.furusato-tax.jp

シミュレーションで寄付の上限額を簡単に知ることができるサイト。これがあると本当に便利。ただし、だからと言ってこの仕組みを各団体で作って維持するのは難しい。

これはNPO団体などが共同でシミュレーションサイトを作成し、NPO団体でリンクを貼ると便利なのでは?と思いました。

 

2つ目は「認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度を作る会」。

 

サイトよりも配布用に作成されたフライヤーの方が分かりやすい。

http://www.npoweb.jp/wp-content/uploads/2017/12/seidochirashi_kojin_A4_170601kaitei_fix.pdf

一つ難を挙げると、「Supported by 日本財団」のロゴの方が目立っていて、つい「日本財団のチラシ」と言ってしまうこと。シーズさんの存在感が薄まって勿体無い気がします。

 

3つ目は認定NPO法人フローレンス。

florence.or.jp

税制制度について説明を始める団体があるなか(ちなみに大学はこのパターンが多い)、フローレンスでは「年間で1万円寄付した場合」「年間で5万円寄付した場合」のシミュレーションが示されていて直感的に分かりやすい。さらに、クレジットカード・銀行振込のそれぞれの場合の受領日が示されていて、「受付は○日まで」と明記されている。とにかく寄付初心者に分かりやすく丁寧。

フローレンスではさらに「寄付を通じて社会を変える」ことを同じページで説明しているのも素晴らしいなあと思いました。

 

今日の気づき

  • 寄付金控除を単に「納める税金が減額=お得」という観点だけでなく、「同じ税金を納めても社会課題へ直接関わることのできる手段」という観点で捉えることができる。
  • 寄付金初心者に向けての丁寧な説明が、寄付への心理的ハードルを下げる効果があると思う。
  • Yahoo!基金は任意団体のため寄付控除を受けられないが、Yahoo!JAPANの社会的信頼度の高さで、人気YouTuberがこのサイトを通じての寄付を呼びかけるまでに至っている。

 

寄付税制から考える寄付するメリットの伝え方 | イベント・研修・スクール | 日本ファンドレイジング協会

 

北欧ひとり旅番外編〜フィンランド長距離バスのススメ

フィンランドの移動はバスが便利。

バスについて説明しているサイトがいくつかありますが、私なりにまとめてみました。

 

Google Mapで経路検索すると、バスの場合はMatkahuolto社のサイトにリンクされています。

https://www.matkahuolto.fi/en/

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Matkahuolto社のメインページ

フィンランド語・スウェーデン語・英語に対応しています。

左側の検索画面で、出発地・到着地・日付を入れてSEARCHボタンを押すと、時刻表と金額が出てきます。乗車したいバスを選んでBUYボタンを押す。クレジットカード決済。以上!簡単!

 

こんなところが便利

  • ネット決済、eチケットで路線検索・購入・乗車までスムーズ
  • 同じ路線でもOnnibusなど格安路線が走っていて、料金を見比べながらリーズナブルに利用できる
  • バスによっては10分前まで予約を受け付けているので、思い立ったら予約できる
  • バスの中は充電・wi-fi利用が可能な場合が多く、快適に過ごせる

こんな点は注意

  • キャンセル不可
  • ひとり旅の場合は隣の席の人次第でバス旅の印象が変わる
  • 途中のバス停やアナウンスで英語を聞くことがなかったため、目的地に無事たどり着けるかやや不安な思いになる
  • 多少の遅れがある(ヨーロッパであれば列車も同じですが)

より快適に使うコツ

事前にGoogle Mapで経路を確認しておく

列車など、他の交通手段の可能性を含めて確認しておくと、イザという時の選択肢が広がります。

事前にバス乗車場・バス降車場と、そこまでの移動時間を計算しておく

列車の駅とバスターミナルは離れていることが多かったです。バスターミナルの場所をできれば実際に歩いて下見をしておくと良いと思います。

私は当初、「駅のコインロッカーにスーツケースを預ける」→「遊びに行く」→「駅に戻りスーツケースをピックアップしてバスターミナルに行く」という予定を立てていました。バスターミナルの場所を駅から歩いて確認に行ったところ、あまりの遠さにギブアップして列車に切り替えた・・・ということがありました。

バスターミナル待合室の雰囲気が良いとは限らないため時間を持て余す時には注意が必要

たまたまだったのかもしれませんが、ハメーンリンナ、ポルヴォーともに、バスターミナルの待合室は古くて雰囲気が良くなかったです。

ポルヴォーの時間を持て余して苦労した話は過去の記事をご参照ください。

izmy2009.hatenablog.com

座席指定は必ずしも必要ない

日本語でバスのサイトを見ると、必ず座席指定について書かれているため、最初は座席指定しました。その分の追加料金が発生します。

いざ乗車すると・・・バスはガラガラ、座席指定しなくて良かったじゃん!と。

複数人の場合で人気路線であれば座席指定しても良いでしょうが、単身でバスが混んでいない場合は「必要ないな」と思いました。ちなみに、座席指定のページを見れば、混み具合は確認できます。

 

バスを上手に利用して、より旅を楽しんでみてくださいね。

 

 

 

認定ファンドレイザー必修研修に参加して(3)

認定ファンドレイザー必修研修に参加して(2) - 始まりの景色

続き。

 

2日目。

研修前1時間からグループワークはスタート。

最初に、残り時間の大まかなスケジューリングをグループメンバーに提案。

昼食休憩の時間は決められてなく(以前は決めていたが皆グループワークに夢中で休憩していなかったので・・・とのこと)グループワークの時間内に適宜休憩、となっていたため、私は昼食休憩を前提にスケジューリングして、バッファを作っておきました。 

穴埋め方式はうまくいき、足しておいたフレームワークを取捨選択して、プレゼンの道筋が見えてきました。

 

朝一番のプログラムは「プレゼンテーション力UPセッション」。2分の間に自分を、団体を知ってもらい、さらに支援を得るためのプレゼンを皆の前で実際にやってみましょう、というもの。前日はグループワークのみをしていたため、プレゼンの練習は当日の電車の中で。うまく収まらないなあ・・・と思いながら研修会場へ。本番は後半に言うことを忘れてしまい、しどろもどろ。

上手な人は「上手だなぁ」。なんですけど・・・「最後は自分なりに工夫」の部分が結局はよくわからない。スキルアップのための具体的なTo Doをもっと聞きたかった。

 

続いて、グループワークの続き。その後には発表。

当初の予定では模造紙などのプレゼン資料作成の時間帯に入っているが、依然として話し合いが終わらず時間が押し気味。なんとかグループ提案としてまとまったため、プレゼン資料の清書(模造紙やホワイトボード)をメンバーの方にお願いしました。

ら・・・自分のすることがなくなりました。

あらー暇になった、リーダーって良いなあ、と呑気に構えながら、それぞれの方の進捗具合を見守りました。

ここへきて昼食休憩のバッファが生きてきました。バッファ大事。若干、人によりバラツキができてしまいましたが、交代で休憩をとり、いよいよ発表の時間。

発表は、1グループ発表、1グループ理事会、残りのグループはオーディエンス。発表者2名の持ち時間は10分。発表を聞いて、理事会は全員が1人1問質問を出す。その質問に発表者以外のメンバー2〜3人で回答する、というもの。終了すると講師からのコメントを受けます。

私のグループは分析・提案ともにバランスよく盛り込めていたと思います。話し合いの時間の都合でカットした「具体的な施策のフレームワーク」を発表できれば良かった・・・というのが反省点。

キャラクターイラストが印象的なグループ、施策メニューが魅力的なグループ、NPO自治体・住民の"三方良し"を図式化したグループなど、各グループの個性豊かな提案が出されました。

講師のコメント

  • ストーリー作成にあたって、「なぜそれを選んだか」という価値軸を明確に示す。
  • オンリーワン感を出す。
  • 人々の印象に残るキラーワードを考える。
  • 人手が足りないという問題について。中の人を増やすという方法、周囲の人を巻き込むという方法、別のグループの人と連携するという方法などの可能性を考える。

研修最後は自己プランニングセッション。グループで自分の夢や取り組みたいことなどを発表して終了しました。

濃くて長い2日間が終わりました。

ただし・・・この必修研修には40日後にレポート課題を提出する、という重い宿題が残っています。

勉強の日々は続く・・・ 

認定ファンドレイザー必修研修に参加して(2)

認定ファンドレイザー必修研修に参加して(1) - 始まりの景色

の、続き。

ケーススタディはグループワーク。

ケース資料の団体の理事会へ、コンサルチームとして中期のファンドレイジング戦略(3年計画)をプレゼンして提案する、という内容でした。

戦略作成にあたって盛り込むべき5つのポイント。

  1. ビジョン
  2. 組織、事業、財源の3軸の絞り込んだ課題特定
  3. ポジショニングとボトルネックの特定
  4. 具体的な改善提案と3年程度のスケジュール
  5. 全体として2つ以上のフレームワークを活用した分析

さらにチェックポイントが・・・10以上もある!多くて紹介しきれないため、概要のみ。

  • 団体の分析は精緻化されているか。
  • 事業収入、助成金、寄付金などの全ての財源について検討し、財源の相乗効果性が生かされているか。
  • ステップアップ導線設計がなされているか。
  • 具体的で実現可能性のある計画になっているか。

進めるにあたって各グループからリーダーを一人決めてください、とのこと。スクール同期の方からの「izmyさんのリーダーシップを見てみたい」(?)という謎の推薦でリーダーを務めることに。

グループワークの時間は、1日目:4時間。2日目:2.5時間。

グループ人数は、6人。

プレゼンでは模造紙・A3用紙(配布)・ホワイトボードは使用可。PCは不可。

上記で挙げた5つのポイントを、

【ビジョン設定】→【課題特定・ポジショニングとボトルネックの特定】→【改善提案】

の3段階に分けて時間配分を考えました。

途中までは講師の指示のもと、宿題を出し合ったり、2つに分かれて続きの設問について話しあったり。

ビジョンは比較的に順調にまとまりましたが、その後の課題特定などの分析では様々な意見が出されていました。

途中経過を講師に報告すると、「ちょっと・・・時間が厳しいかもしれませんね」とのこと。遅れ気味なんだ・・・!という、時間調整のプレッシャーが与えられました。

そのため、チームメンバーの方にプレゼンのスライドを考えてもらい、これを元に議論点を集約することに。

研修は17時でタイムアップ。その後、別の場所で1時間話し合ったものの、3カ年の改善提案のフレームワークはなかなか埋まらず。翌日は開始前1時間から始めることにして解散しました。

家に帰り、このままでは間に合いそうにないな・・・と焦りました。

まずは手書き状態のスライドを清書してみました。財源の数字などはA3でプリントアウトすれば良いじゃん!と思い、フレームワークの表を入れ込みました。

さらに「明日のプレゼンのスライドは、穴埋め方式にしよう」と。話し合いで出ていないフレームワークも足しておき、翌日の朝にすべきことを「穴埋め方式で話し合って埋める」としました。

翌日は自分のプレゼンからスタートですが、上手な人のを次回以降に真似しよう、と割り切り。1日目の夜はグループワークの続きに時間を費やしました。

続きます。

 

 

 

 

 

認定ファンドレイザー必修研修に参加して(1)

2日間にわたる認定ファンドレイザー必修研修に参加しました。

認定ファンドレイザー研修は、土日開催と平日開催の2回あります。

私は土日開催、9月22日(土)・23日(日)に参加しました。

事前課題が約10日前に送られてきます。

前週に父の葬儀があり実家に帰っていたため、メールをゆっくり確認したのが4日前。

ケーススタディ資料による設問が15問。そのボリュームの多さに血の気が引く思いでした。

うち、当日受付で提出する課題は問1〜3でした。

<事前課題>

  1. 5年後、この団体の活動が新聞の1面をかざるとすれば、どのような見出し・記事になるかを自由な発想で考える。
  2. (1)SWOT分析を行い、経営改善課題を抽出する。(2)SWOT分析の象限をかけあわせ、改善すべき問題提起を試みる。
  3. 組織、事業、財源の3要素の観点から、経営課題を分析する。それぞれの要素について、優先的に検討すべき問題設定を各2つ設定する。

この中で一番苦労したのは問1。なので後回しにして、2と3を先に取り組みました。

参考にしたのは以前参加した研修のブログと、その時の課題。

FRSアドバンス研修「ケーススタディから学ぶ、経営戦略フレームワークに基づいたファンドレイジング戦略とは?」に参加して(1) - 始まりの景色

FRSアドバンス研修「ケーススタディから学ぶ、経営戦略フレームワークに基づいたファンドレイジング戦略とは?」に参加して(2) - 始まりの景色

いやー、研修の記録をブログに残しておいて良かった。

と、この時ほど思ったことはありません。

最後に問1を自分なりに考えて作成し、当日を迎えました。

 

参加者は22人。うち17人がスクール生でした(平日開催では人数比がちょうど真逆だった模様。)。5〜6人で1グループ。席(グループ分け)は事前に決められていました。

 

1日目の午前中は、まず認定ファンドレイザー必修研修テキストの講義から。事業収入、融資・擬似私募債について学びました。

どちらもさらっと流していく内容でしたが、事業収入は既に単体研修で聞いた話を復習する内容、擬似私募債は学校債で馴染みがあるため、どちらもとてもわかりやすかったです。

その後、2日目の最初に行う「プレゼンテーション力UPセッション」に関連した講義を聞きました。ファンドレイザーに必要なコミュニケーション力は、プレゼン力、アクティブリスニング力、個人的要素(前向きさ、誠実さ)の3つ。

ファンドレイジングに繋がるプレゼン力とは、「ラポール」「右脳に伝える」「プレゼントする」の最低限の3か条と、「物語を考える」「自分自身の"人"を感じさせる」「心理的要素を加味する」の大切な3要素のかけ合わせ、ということでした。プラス、ファンドレイジングでは、次の小さなステップを提案する=支援を得ることが大切、とも。

プレゼンする場がほとんど無いため、プレゼン力が無いことには自信(?)がある。これも経験の積み重ねだよなーと思いながら聞いていました。

1日目の午後はいよいよ、事前課題で渡されていたケーススタディ

続きます。