ドナー・リレーションズとスチュワードシップ(3)
前回に引き続き、参考になるサイトを見つけました。
ここではcourseraを使ってのUC Davisのファンドレイジングの講義が紹介されています。
寄付集めのための4つのプロセスはIdentify,Cultivate,Solicit,Stewardに分類されます。
Devolopmentを行うためのプロセスです。
あった、Steward!
4.Steward:報告と説明
寄付の使い道とインパクトを報告する。
更なる信頼、関係性の強化につなげる。
関係性の強化、これがスチュワードシップから発展したドナー・リレーションズですね。
さて、"Journal of Donor Relations & Stewardship: Book1: Definitions"を読み進めています。
ライティング・スキルに関する章がありました。
ライティングは言うまでもなく重要なスキルです。礼状、報告状はもちろんのこと、潜在顧客リサーチ、プロポーザル、支援者コミュニケーション、ソーシャルメディア。あらゆる場面でライティング・スキルが活用されます。
ライティングは4種類に分類される、とのこと。うまく訳せませんが、簡単にご紹介。
- Expository Writing(説明文)・・・コンセプトやアイディアを事実に基づいて説明すること。
- Persuative Writing(説得力のある文章)・・・説明文にプラスで主張が含まれる。
- Descriptive Writing(叙述)・・・フィクションや詩、エンターテイメント性のある文章。
- Narrative Writing(物語)・・・ストーリー・テリング。
大学職員にとって求められるライティング・スキルは前者の2つではないでしょうか。事実を客観的に記述する能力。時には妥当性・重要性などを盛り込んだ説得力のある記述ができる能力。
ですが、ここで私が気になったのは、"Narrative Writing"。ストーリー・テリングの能力です。この章の著者はストーリー・テリング力を測るためにインタビュー記事を書いてもらうそうです。
なるほど・・・インタビュー記事は単なる文字起こしではありませんよね。高度なライティング・スキルが問われます。
あー、ライティング・スキルを磨きたい!インタビュー記事の制作に関わるようになりたいなあ。
それと、couseraの"Fundraising and Development専門講座"も気になる!メモメモ。
Journal of Donor Relations & Stewardship: Book 3: Structure
- 作者:Julia S. Emlen,Katie Lempert Sklar,Tony Stringer
- 出版社/メーカー: Heurista Publications
- 発売日: 2018/08/21
- メディア: ペーパーバック