2019年の寄付に関するニュース振り返り〜著名人編
12月は寄付月間です。
2019年の寄付に関するニュースを振り返ることにします。
その前に。
認定ファンドレイザー研修では、「5年後、この団体の活動が新聞の1面をかざるとすれば、どのような見出し・記事になるか」という課題がありました。
どんな見出しが記事になるか?という点も意識しました。
- YouTuberのヒカキンさんが台風19号被災地への募金を呼びかけ
ヒカキンさんは自らが寄付する場面を動画で公開し、「今見てくださってる皆さんの100円のほうがすごい力を持っています」と訴えました。ご自身の寄付だけでなく、Yahoo!基金での募金の方法を紹介している点が素晴らしいと思いました。
- レオナルド・ディカプリオさんの環境保護団体が500万ドルをアマゾン火災のために寄付
レオナルド・ディカプリオさん個人ではなく、「アース・アライアンス」という自然保護団体。アース・アライアンスは、ディカプリオさん、事業家のローレン・パウエル・ジョブズさん、投資家で慈善家のブライアン・シェスさんが2019年7月に立ち上げたそうです。ニュース記事ではレオナルドさんの知名度で注目するタイトルがついています。アマゾンの森林火災の急増も今年はたびたびニュースで取り上げられました。
- 『Forbes Asia』が最も優れた慈善家30人の一人にYOSHIKIさんを選出
YOSHIKIさんのこれまでの慈善活動に改めて感嘆いたしました。YOSHIKIさんもレオナルド・ディカプリオさんと同様に、米国非営利公益法人“YOSHIKI FOUNDATION AMERICA”を運営し、その団体を通じて寄付を行っているそうです。個人ではなく法人を運営して寄付をするメリットについて、どこかでまとめてみたい。寄付をすることで寄付先の団体が注目されることも、インフルエンサーならでは。
- 早稲田大学に村上春樹さんが執筆関係資料を寄贈、ファーストリテイリングの柳生正さんが建築費を支援
早稲田大学出身の著名人による現物寄付と現金寄付に関するニュース。「国際文学館」より「村上春樹ライブラリー」の方が遥かに目を惹きます。文学という分野は大学との親和性が高く、今後の開館と展示が楽しみです。さらに建築費を支援する柳井さんのニュース。より注目度が高まっています。
「多発性硬化症」という病気の合併症で母親を亡くしたというローリングさん、地元スコットランドのエディンバラ大学の病院へ寄付をしました。
YOSHIKIさんの項目で 「寄付をすることで寄付先の団体が注目されることも、インフルエンサーならでは」と書きましたが、この記事では「多発性硬化症」という病気へ注目される契機となっています。
著名人の寄付がニュースになる理由を自分なりにまとめると。
- 著名人が何に対して寄付をしたか(目的)
- 著名人がどうやって寄付をしたか(手段)
- 著名人が何をきっかけに寄付をしたか(動機)
- 上記にニュース性があるから