FRSゼミ:リーダーズセッション(米良はるかさん)に参加して
現在通っているスクールが始まる頃に、「マネーという名の犬」という本を読んでいました。
ふとしたきっかけで主人公の家に来たマネーという名の犬が、主人公に話します。
「何かやろうと決めたら、かならず72時間以内にやること。72時間以内にやらなかったら、きっと二度とやらないよ。」
おお、これだ!と思い、スクールの授業レポートを72時間以内に書くようにしています。
ですが、今回は、思うように進みません。何度も書いては消しています。
なぜだろう?
インプットが多すぎで、自分のアウトプットがうまくいっていないから。
また、営利企業のPR記事みたいになってしまったから・・・
なので、思い切って、会社紹介のような箇所は省きました。
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久しぶりに事前課題がない授業です。
2018年7月3日(火)、リーダーズセッションに参加しました。
講師は、Readyfor株式会社代表取締役CEO米良はるかさん。
国内クラウドファンディングの先駆け的存在。
米良さんが留学先の米国で資金調達な一手法であるクラウドファンディングを知り、2011年に日本語で「クラウドファンディング」と検索するとヒットしたのは1件のみ。しかも意味が違う内容のものだった、とのこと。今では、「聞いたことがある」人の割合を調査したところ50%あり、感慨深いとのことでした。
今ではクラウドファンディングのプラットフォームは数多くあり、正直、違いがよく分からず・・・よくまとまっている比較サイトを見つけたのでご紹介。
クラウドファンディング自体に疎いため、何から何まで勉強になりました。
- クラウドファンディングにはAll-inとAll-or-nothingがある。
- プラットフォーム会社により、手数料が異なる。手数料が高いほど伴走型、つまり各種サポートが受けられ、手数料が低いほど自助努力が求められる。
- 成功率も会社を選ぶポイントとなる。
- クラウドファンディングを単なる資金集めだと考えるのは勿体無い。社会的課題の認知度アップや、潜在層の開拓なども期待できる。まさにシナジー効果。
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さらに、金額別のメニューを用意するためドナーレンジチャートが自動で作成され、応援コメントからは支援者像(ペルソナ)が把握できる・・・通常の寄付で時間をかけて行う分析データが容易に入手できるのが魅力。
一方で、All-in方式の場合、思うように集まらなかったけど手数料は契約とおり支払うとなるとプラットフォームが儲かるだけでは!?と穿った目で見てしまいそうです(ReadyforはAll-or-nothing方式)。
既存のファンディング、 通常寄付・補助金・助成金・融資から溢れてしまうようなチャレンジをクラウドファンディングのおかげで集められるかもしれない、というのは大きな魅力だと思いました。
今日の気づき
- ファンドレイジングの一つとしてクラウドファンディングを設計に盛り込むようにしてみよう。適しているプロジェクト、適さないプロジェクトを見極めよう。
- 「社会課題を解決する仕組み」と身構えず、「誰かの何かを応援したい、という気持ちを後押しする仕組み」とフランクに考えてみる。
- 実際にクラウドファンディングで資金調達経験のあるスクール生のお話も聞きたかった。