あの日の旅行日記〜ベルリン・プラハ・ドレスデン(3)

あの日の旅行日記〜ベルリン・プラハ・ドレスデン(2) - 始まりの景色

の続き。

1997年5月23日(金)

プラハからベルリン方面に戻る時に立ち寄った街、ドレスデン

このドレスデンも駅前はともかく、旧市街に入るといかにも旧東ドイツ、の雰囲気が漂っていた。痛んだ車やトラムを見たから?排気ガスが臭うから?レストランで素っ気なくされるから?色々な要素が合わさっているんだろうなぁ・・・

聖母教会を見に行った。

ドレスデン第二次世界大戦で大空襲を受け、壊滅的な被害を受けた街。聖母教会も崩壊して、そのまま残されていたものの、瓦礫から使える石材を再利用することで再建を始めたとのこと。そのままって・・・50年間・・・瓦礫の山になっている教会を見続けていた地元の人はどんな気持ちだったのだろう?

石材には番号が振られていた。これを再建するのに何年かかるのか?気の遠くなるようなプロジェクトを目の当たりにして、言葉を失った。

 

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[写真:再建中の聖母教会]

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[写真:聖母教会の時計や石が置かれている場所]

教会の近くでは大空襲の時に受けた被害を示す写真が展示されていた。

1997年5月24日(土)

ツヴィンガー宮殿へ。

ここは博物館だけでなく絵画も多く収蔵されていて、見所の多い宮殿だった。

帰り際のショップで、見たことのある2人の天使の絵が絵葉書で売られていた。ん?と思ったら、どうやらラファエルの有名な絵"システィーナの聖母像"が展示されていたらしい。全く気がつかなかった・・・

宮殿は川の近くにあった。川辺を2人でのんびり散策した。

この日のうちに、ベルリンへ再び戻った。

続きます。

 注:記憶を頼りに書いているため、記憶違いがあると思います。