あの日の旅行日記〜ベルリン・プラハ・ドレスデン(1)

ドイツのGWともいえる、まとまった休みがあったので、デュッセルドルフ日系企業で働く友人のOさんと旅行に行った。

 

1997年5月19日(月)

前日にOさんにはオスナブリュックまで来てもらい、この日は列車でベルリンへ。

ベルリンでは大学時代にお世話になったH先生がサバティカルのため家族で滞在しているので、図々しくも泊めてもらいに伺った。

この日の夕食は水餃子。H先生奥様の手作り。ものすごく美味しかった!

ドイツでは餃子は不評のようで、中華料理店で見かけることはほとんどなかった。春巻きはあるんだけど。「餃子のモチモチしている皮がドイツ人にはうけないらしいよ」と誰かから聞いた。

「ママー、私たちのベッドは?」「今日はお姉さんたちが寝るのよ」す、すみません・・・

恐縮しながらも2泊させてもらった。

1997年5月20日(火)

ベルリン市内を観光。

博物館に行くと、コレクションの膨大さに圧倒した。

旧西ベルリンから旧東ベルリンに入ると、途端に街の雰囲気が変わるのを感じた。

建物の傷みが激しい。たまたま通りかかった建物の外観があまりにもボロボロで言葉を失った。

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[写真:旧東ベルリンの建物]

ブランデンブルク門を見に行った。

ベルリンの壁が崩壊したのは1989年。つい8年前まで、この門の手前と向こうでは別の国で、自由に行き来をすることもできなかったんだな・・・と思う。

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[写真:ブランデンブルク門]

1997年5月21日(水)

この日も、ベルリン観光。

H先生奥様が「ご飯代もばかにならないでしょう」と、朝食時にサンドイッチを作って持たせてくださる。昨日も、今日も。何から何まで・・・貧乏学生には嬉しいお心遣い、ありがとうございます!

シャルロッテンブルク宮殿へ。

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[写真:シャルロッテンブルク宮殿]

次に訪れたのは、ベルリンの壁博物館。

ベルリンの壁が崩壊する前日に、国境を越えようとして逮捕された人の写真が展示されていた。車(トラバント!)の展示では、座席の裏に人が隠れるように改造してあり、マネキンが入っていた。そのほかにも、国境に向かって銃を構える国境警備隊の姿など、ベルリンの壁を巡る悲劇が展示されていた。「結構、重いね・・・」と言いながら博物館を出た。

翌日からプラハへ。

続きます。

注:記憶を頼りに書いているため、記憶違いがあると思います。