スペイン一人旅日記〜4日目
9月20日
スペイン一人旅日記〜3日目
9月19日
[写真:この細い入口の先には何があるのか・・・とドキドキしながらくぐった]
スペイン一人旅日記~1日目と2日目
9月17日
9月18日
大阪に行ってきました!
今年の家族旅行は、大阪へ2泊3日。
行ってから日数がたってしまいましたが、備忘録を兼ねて。
いつものように(?)、夫は行きません。なので、中1・小3・年長の子どもたちと4人で行きました。
宿泊は「じゃらん」で探して予約。
旅程
1日目
新幹線で新大阪へ。新大阪からJR。宿泊先は、天満駅近くのビジネスホテル。大阪駅から1駅で、アクセス良し。
チェックインまで時間があったので、「キッズプラザ大阪」へ。
http://www.kidsplaza.or.jp/www.kidsplaza.or.jp
同じ建物内に関西テレビの社屋がありました。
小学3年生と年長さんは大喜び。体験型施設で、科学的な実験ができるコーナー、大きな滑り台やはじごなど、フィールドアスレチックのようなコーナー、世界の音楽や文化を楽しめるようなコーナーなど、盛りだくさんでした。
特に、仕事体験ができるコーナーでは、2人は郵便局員になりきり、お店のポストに葉書を届ける仕事をずーーーっとしていました(笑)。
中学生の娘には、やや物足りなかったみたい。
夕方、ホテルにチェックインして、夜は鶴橋まで焼肉を食べに行きました!
2日目
チケットは事前にネットで購入。パス関係は売り切れてしまい購入できなかったので、「妖怪ウォッチ」のラリー用の冊子を事前購入。
天満駅からは直通電車もあり、ラッキーなことに直通に乗って行きました。
平日にもかかわらず、混んでいました。夏休みだからですね・・・
入口でアンケートに協力しました。お礼にウッドペッカーのタオルハンカチをいただき、小躍りする私。ちなみに子供たちは、「このキャラクター・・・何?」状態∑(゚Д゚)
初めてのユニバーサルスタジオ。要領が悪かったので、あまりアトラクションを楽しんだ、という感じではありませんでした。
一番盛り上がったのは、ハリーポッターのホグワーツ城。いや、子どもたちにとっては結局「妖怪ウォッチ」だったのかもしれません・・・
思い出はいろいろありますが、3大事件(?)簿。
- 魔法の杖が高かった・・・そんなにハリポタ好きでもない子どものために買うのは・・・と思い、断念。
- 妖怪ウォッチのルーレット・・・妖怪探しラリーを終えて記念品を貰いに行くと、出口に「ルーレット1回1000円」の文字。やりたい!!と息子。ルーレットの結果、もらえたのは最下位賞の缶バッチ2個。
- チャーリーブラウンに追い払われる・・・スヌーピーランド(正式名称は忘れた)の外で、スヌーピーとチャーリーブラウンの着ぐるみに遭遇。思わず握手してもらう。と、チャーリーが右手を振った?ような動作をして、?と思っていると、後ろにいたキャストの方から「すみません、そこを動いていただけますか?」とのこと・・・イメージ的にはシッシッとされた!?(思い込みかも)
・・・と、あまり良い思い出がなかった。次回は要領よく回りたい!
夜は天神橋商店街をブラブラしながら、お目当のお好み焼き屋さんへ。たらふく食べました。
3日目
子どもたちのリクエストは「キッズプラザにまた行きたい!」。ということで、2回めのキッズプラザへ。今度はスタジオでニュースを読む体験などをしました。
お昼ご飯は、ホテルお勧めのラーメン屋さんへ。天神橋商店街から少しはずれた、細い路地にありました。
さらに、前日の夜に気になっていた、天神橋商店街にある鯛焼き屋さん「鳴門鯛焼本舗」へ。
おやつにと購入し、大阪城へ。
あまり下調べをせず、「大阪城公園」の駅で下車して、荷物を預けて歩けばいいや、ぐらいに思っていたら、大失敗!駅のコインロッカーは空きがなく、仕方なくキャリーバッグを引きずりながら大阪城へ行ったのですが、なかなかの高低差・・・
後で調べたら、別の駅からなら、こんなに登らなくて良かった。
天守閣のある広場に着く頃には、ヘトヘトでした。
休憩をかねて早くも鯛焼タイム。皮がパリパリしていて、とっても美味しかった!!
天守閣では荷物を預けられたので、ようやく身軽になって展望台まで。展望台からの景色は良かったです。
階下の資料室は、バテすぎて、あまりゆっくり観られませんでした。
そして、天守閣を出てから、この旅一番の大事件が発生・・・
帰りの新大阪駅までのルートを、行きと変更して「もう大阪駅まではタクシーに乗ろう」と、上2人と相談していて、ふと気づくと息子がいない・・・
周りを見渡してもいない。呼びかけてもいない。
青ざめました。
荷物が多いため、上2人にはその場にとどまってもらい、近くのお店や植え込みなどを探しました。いない。門の付近にまで行っても、いない。まさか・・・門の外まで行っちゃった?と門の外に出て周りをキョロキョロしていると・・・前方から泣きはらした息子がヨロヨロと近づいてくるではないですか。周りの大人の方が心配して声をかけようとしていたところ。周りを憚らず大声で呼びかけて走り寄り、涙の再会になりました。
普段でもあちこち行ってしまい、探すのに苦労する年頃。本当に心配しました。
息子もショックのあまり口がきけない状態。「怒っていないよ、会えて良かった。心配していたんだよ。」と声をかけてぎゅーっと抱きしめました。
上2人に門の外まで移動してもらい、合流してからタクシー乗り場へ。その間、息子はぴったりはりついている状態でした・・・重かった。
タクシーで大阪駅まで行き、帰りの新幹線を予約して、新大阪へ。
感想
キッズプラザ大阪は、保育園児〜小学生には1日楽しめる施設。あまり期待していなかったけど、行ってみて良かったです。
USJは、対象年齢がもう少し高いのかなと。身長制限があったり、暗いところや大きな音の出るアトラクションが苦手な子は、あまり回れない。時間予約制度も、もう少しうまく使いこなせれば良かったなと、反省点が残りました。
食事は美味しかった!!特に歩いた天神橋商店街は、美味しそうなお店がいくつもあり、次回もぶらぶらして食事したい。
ハプニングもありましたが、思い出に残る旅となりました。
「『学習する組織』を読む」を読む
2013年9月から読み始め、twitterでつぶやき、togetterでまとめていた「学習する組織」をようやく読了しました。長かった・・・どれだけサボっていたかが明白すぎて赤面ですが。
改めてtogetterでまとめた「『学習する組織』を読む」を読んで、本のエッセンスを凝縮して紹介します。自分のtogetterからの引用です。
- 作者: ピーター M センゲ,Peter M. Senge,枝廣淳子,小田理一郎,中小路佳代子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: 単行本
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(p.48)学習する組織は、「いかに私たちの行動が私たちの現実を生み出すか、そして私たちはいかにそれを変えられるか」ということを人々が継続的に発見し続ける場である。
出来事中心の思考法が優位を占める組織の中では、生成的学習を継続することはできない。(略)「私たちの未来を創り出したい」という熱意だけでは不十分なのだ。
(p.135)システム思考を習得する際、私たちは、責任のある個人がいるという前提を捨てる。フィードバックという見方は、システムによって生み出される問題に対しては全員が責任を共有することを意味するのだ。
※誤字があったため、修正しました。
学習する組織にとって、マネジャーたちがシステム原型の観点から考えるようになって初めて、システム思考は活発で日常的な動作主となり、いかに私たちが自分たちの現実を生み出すかを絶えず明らかにするようになる。
(p.154)現在、研究者たちによって、およそ12のシステム原型が見つかっている。→巻末の付録2では、10のシステム原型を紹介。そこでは「解説」「こんな症状が見られたら要注意」「対処の原則」「ビジネスの事例」「その他の例」があり、実践的で興味深いです。
(p.189)システム思考は、種類による複雑性を無視するわけではない。むしろ、種類による複雑性を整理して、問題の原因や、その原因をどのようにして持続的に改善することができるかを解明し得る、筋の通った物語にまとめることを意味する。
私たちに最も必要なのは、何が重要で何が重要でないか、どの変数に焦点を当て、どれにはあまり焦点を当てなくてよいかを知る方法である。そして私たちには、これを行うために、グループやチームが共通の理解を深める方法が必要である。
※誤字があったため、修正しました。
(p.296)真に共有されるビジョンは一朝一夕には生まれない。(略)本当の意味で共有されるビジョンが生まれるには、継続的な対話が必要だ。
(p.314要約)既存の方針や行動がいかに今の現実をつくり出しているかを組織にいる人々が学び始めれば、ビジョンが育ちやすい新しい土壌ができてくる。その新しい自信の源泉は影響を及ぼすレバレッジのある場所だ。
第8章「自己マスタリー」。(p.192)個人が学習することによってのみ組織は学習する。個人が学習したからといって必ずしも「学習する組織」になるとは限らない。が、個人の学習なくして組織の学習なし、である。
自己マスタリーの感覚を養うには。二次的な目標だけでなく、究極の本質的な欲求に焦点を合わせる。例:「心から大切にしたいこと」として表現する。
続き。創造的緊張(クリエイティブ・テンション)を維持する。自分のビジョンと現実の乖離。この乖離こそが真の創造的エネルギーの源である。ゴムバンドの状態と同じ。引き伸ばせば、引っ張り合う力が生まれる。
(p.208要約) とはいえ、創造的緊張が悲しみ、落胆、絶望、心配など不安にまつわる気持ちや感情をもたらすことはよくある。こうした感情と創造的緊張は混同されやすい。しかし、「マイナスの」感情は創造的緊張そのものではない。これは「感情的緊張」。
(p.213)創造的緊張に熟練すれば、現実に向き合う心構え全体が根本的に変わってくる。今の現実は敵ではなく味方になる。鋭い洞察力で今の現実を正確に把握することは、ビジョンをはっきりさせることと同じくらい重要だ。
(p.237要約)自己マスタリーは、個人の自由な選択。強制することはできないし、強制すれば裏目に出る。ではどうすれば良いか?リーダーは「模範たれ」。つねに「行動は言葉よりも雄弁」。そして組織は本質的に「高圧的なシステム」であることを忘れない。
(p.304)多くの経営者が直面する最も厳しい教訓は、結局のところ、他者を参画、あるいはコミットさせるために自分ができることは一切ないということだ。参画やコミットメントには選択の自由が必要だ。
(p.319)チーム学習は、個人のスキルや個人が理解しなければならない領域も必要ではあるが、集団的なディシプリンである。(略)チーム対話の異なる方法、ダイアログとディスカッションを習得する必要がある。
(続き要約)ダイアログでは、複雑で微妙な問題を探求し、互いの話にじっくり「耳を傾け」、自分の考えを保留する。対照的に、ディスカッションでは、さまざまな考えを発言したり、弁護したりして、そのときに下さなければならない決定の裏づけとなる最善の考えを追求する。
(続き)ダイアログとディスカッションは、潜在的には補完し合う関係にあるが、ほとんどのチームには、両者の違いを見分け、意識して使い分ける能力が欠けている。
(p.326要約)ダイアログでは、人は自分自身の思考の観察者になる。何を観察するか。自分の思考が活動していることをである。例えば意見が対立したとき。「対立しているのは私たちの意見であり、意見に対するこだわり方であって、私たちではない。」
(p.334要約)ファシリテーターの役割。ダイアログとディスカッションのバランスをとる。ディスカッションでは、決定が下される。ダイアログでは複雑な問題が探求される。学習するチームは、ダイアログとディスカッションの間を行ったり来たりする動きを習得する。
(p.411)ボストンの道のジョーク。ボストンでは、街で最も歴史の古い場所にある道には一切のパターンがない。「それは17世紀の牛のせいだ」。20世紀の舗装道路は、18・19世紀に形作られた荷車用の道の上に敷かれた。この道は17世紀の牛が踏みならした。
(p.412)牛のように「これまでもずっとこうしてきたのだから、これまでしてきたことを今もしている」のか、人のように、「一歩後ろに下がり、より深いパターンを見ることを試み、そのうえで違う方法で物事を進めることを選択している」のか?
「分散型リーダーシップ」という考え方。リーダー 3つのタイプ。現場のリーダー、社内のネットワーク・リーダー、幹部クラスのリーダー。
現場のリーダー。システム思考のツールの有効性を検証したり、メンタル・モデルに対処したり、共有ビジョンを打ち立てたりすること、学習と仕事が一体化する職場環境を作り出すことに、欠かせない存在。
ネットワーク・リーダー。手助けしてくれる人。種を運ぶ人。つなげる人。より大きなネットワークを構築して、成功したイノベーションや、重要な学習や知識を広げる。
幹部クラスのリーダー。イノベーションや変革に向けた環境全体を形づくる。価値観や志を信頼すべきものにするためには、模範となって体現しなくてはならない。多くの点で、きわめて重要でありながら最もないがしろにされているのは、階層的権力のこうした象徴的な影響。
「学習する組織において、リーダーは設計者であり、教師であり、執事(スチュワード)である。」
老子の言葉。「邪悪な指導者は、人々に罵らる。善い指導者は、人々に尊敬される。偉大な指導者は、人々に『これを成し遂げたのはわれわれだ』と言わしめる。
教師のジレンマ。どうすれば、未来を形づくることへの自信をそこなわず、強める形で現実を考えることができるか。人々が単に目先の出来事ではなく、根底にあるシステム的な構造やメンタル・モデルという観点から問題を見るのを後押しすることだ。
だが、システム思考の能力を構築するには時間と忍耐が必要であり、この道に真剣に取り組むリーダーはきまってジレンマに直面する。
ゴードン・ブラウン「教師になることは預言者になるということです。教師は子どもたちにこれまでどおりに世界で生きていく準備をさせるにではなく、大人には想像もつかないような未来で生きていく準備をさせているのです。」
(p.542) 自然や人間性、より大きな生命活動の本質と矛盾しないマネジメントの体系であり、また最も高い志を実現するように協働することであり、さらには、私たちが変化を生み出そうとしているとき自らがその変化になることである。
(p.529)組織学習の取り組みの根底にある第一原則は、ひとえに自然と矛盾しない―人間性、そして私たちがつねに身を置いているより大きな社会や自然界のシステムと矛盾しない―マネジメントの体系を開発すること。
(p.530) 次世代のリーダー。既存の力の中心からではなく、文化、経済、人口統計の辺縁、つまり女性、貧困層、若者から生まれるリーダー。
まとめも紹介。
#「学習する組織」を読む―第Ⅱ部 - Togetterまとめ