地方大学のファンドレイジングGPをもっと知りたい

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大学チャプター勉強会は、月に1回程度、順調に会を重ねています。

そしてそれにあわせて勉強会記録を取っていたのですが・・・ブランクができてしまいました。

一度ブランクができるとリカバリーが難しい・・・反省。

今回は、ずいぶん以前に参加した勉強会の記録をまとめて。

20年度には「地方大学のファンドレイジング」をシリーズで2回行いました。

改めて「地方大学 ファンドレイジング」と検索しても、この勉強会の情報くらいしか出てこない・・・GP(グッド・プラクティス)が聞ける貴重な機会となりました。

 

9月に開催された「ファンドレイジング日本2020オンライン」の大学チャプターセッションでは「あなたは出身大学に寄付したことがありますか?~大学ファンドレイザーが語る地方国立大学の課題と戦略~」というタイトルで、山形大学琉球大学の事例が紹介されました。

11月には大学チャプターの勉強会で島根大学徳島大学の事例が。

 

大学ファンドレイジングについて勉強会を重ねていますが、どうしても「東京大学」「大阪大学」「東京工業大学」・・・と、「都市型」の大学事例に偏ってしまいます。

そこで、「地方型」の事例から多様な大学ファンドレイジングを知ることが2つの勉強会(セミナー)の目的です。

この山形大学琉球大学島根大学徳島大学の事例から得られた気づき。

 

大学組織内で連携することの重要性を理解している大学が、ファンドレイジングのPDCAサイクルを上手に回している

ファンドレイジングの3要素「事業」「組織」「財源」のうちの「組織」=「大学内でファンドレイジングの必要性を理解してもらうこと」が多くの大学における課題と言われています。どんなに一職員が奮闘しても、大学という大きな組織を動かすことは残念ながらできません。大学組織のトップがファンドレイジングの必要性を理解し、連携することの重要性を再認識しました。

 

大学・地域・学生のエコサイクルをどう回すかが地域活性の鍵となる

地方大学と地域創生・地域活性は、大学の活性化にもつながる課題です。さらに大学生が在学中だけでなく、卒業後どうなるか・・・大学が地域活性のハブとなれば、地元企業などから応援してもらう存在となります。

コロナ禍ではアルバイトの機会が減って経済的に困窮する学生が社会問題として取り上げられました。同時に、その学生を応援しよう、という地元の人や企業からの食料品寄贈が多く寄せられ、ニュースとなる大学がありました。

 

どちらの勉強会でも全国から多くの参加者があり、大いに盛り上がりました。