シェアサイクルを使ってみた〜MaaSへの期待

車の運転が得意ではない私の、近隣の移動手段はもっぱら自転車。

保育園の送迎を機に電動アシスト自転車を購入し、現在は2台目を愛用中です。

 

私は困ったことに「自転車を駐輪した場所を忘れる」。

今は小中高と大きくなった子どもたちを保育園へ送り迎えしていた時には、駅近の駐輪場にあるのか、自宅にあるのかが分からなくなり、駐輪場で空振り(自転車がない)はしょっちゅう。

 

最近、街中でよく見かける「赤い自転車」と、気づけば増えていた「赤い自転車専用の駐輪場」。あれが"ドコモ・バイクシェア"というシェアサイクルサービスだと知ったのは比較的最近のことでした。

さらにこのサービスが大阪では、ホームレス支援を行っている認定NPO法人Homedoorが先行して始め、今でもホームレス支援に活用されていると、「ファンドレイジング・日本2020オンライン」で知りました。

jfra.jp

hubchari.com

 

前置きが長くなりましたが、都内でシェアサイクルを使用するならドコモ・シェアサイクルが一番便利そうなので、アプリをダウンロード。四苦八苦しながら会員登録し、近くのポートをアプリで探して、いざ!

初めてのポートを探すのに苦労したり、サドルが高すぎて下げるのに力がいったり・・・と思わぬ苦労をしつつも、自分が所有するのとほぼ同じタイプの電動アシスト自転車で、乗り心地はヨシ。20分ほど自転車を走らせ、目的地近くのポートに返却しました。

 

その後も何回か乗る機会があり、「サドルが下がらず断念」「バッテリー容量が少なくて断念」「ポートに自転車が停まっていても貸出可能0台で断念」など、残念なこともありましたが、概ね満足しています。

 

一番の魅力はなんといっても「ポートに乗り捨てできること」。

これまで、

・自宅→自転車→目的地A→自転車→自宅

と、往復で必ず自転車を使わなくては行けなかったところへ、

・自宅→徒歩→ポート→自転車→ポート→徒歩→目的地A→徒歩→電車→徒歩→自宅

とすることができます。

例えば、天気予報で天気が崩れるかも・・・という時、これまでだったら「雨が降るから自転車に乗るのは止めよう」となっていたのが、「天気が崩れたら帰りは別の交通手段で」となるわけで。画期的ですね!

 

すると次は、

・自宅→徒歩→電車→目的地A→電車→徒歩→自宅

としていたところも、

・自宅→徒歩→電車→ポート→自転車→目的地A→自転車→ポート→目的地B→タクシー→自宅

・・・なんてこともできるわけで。

そうすると、「マップのルート検索で、選択肢に"車"”徒歩"”電車・バス"に加えて"シェアサイクル"が入ると便利だなぁ」と思い、あれこれ調べていたら、こういうのをMaaS(Mobility as a Service)というと知りました。

MaaS(Mobility as a Service)とは?
MaaSは、バスや電車、タクシー、飛行機など、すべての交通手段による移動を一つのサービスに統合し、ルート検索から支払いまでをシームレスにつなぐ概念である。

 

ideasforgood.jp

 

日本の事例では、JR東日本が提供するアプリ「Ringo Pass」(タクシーの位置とシェアサイクルポートが地図上に表示される)や、東京メトロが提供するアプリ「東京メトロmy!アプリ」などが紹介されていて、さっそくダウンロード。

特に「東京メトロmy!アプリ」は、ルート検索の際の移動手段に"鉄道"”バス””タクシー"と並んで"シェアサイクル"(「HELLO CYCLING」と「bike share service」)とも連携していて、「そう、こういう情報が欲しかった!」と嬉しくなりました。

 

そしてMaaSのメリットに、大阪の事例のような「社会課題の解決」事例が増えると良いなと願っています。