大学ファンドレイザー(UFR)認証制度に向けたひとり構想
大学チャプター運営メンバーから教えていただいた文科省のリサーチ・アドミニストレーター強化に関する検討会の資料。
教えていただいたひぐさんは、ご自身のブログで今後の課題に着目し、この課題をクリアするのは難しいのでは、と、やや悲観的ではありますが・・・(きっとこれまでのご経験で色々ご苦労をされたのでしょう)
私はあえて前向きな方に捉えて、URA(大学リサーチ・アドミニストレーター)に追随するUFR(大学ファンドレイザー)構想を考えてみました。あ、UFRという言葉はなく、造語です。
定義づけ
<URAとは>
⼤学等組織全体を俯瞰しながら,学術的専⾨性を理解しつつ,⾃⾝の業務に関する専⾨性 とセクターに偏らない能⼒を駆使して,多様な研究活動とそれを中⼼に派⽣する様々な業務に積極的かつ創造性をもって関わり,研究者あるいは研究グループの研究活動を活性化 させ,組織全体の機能強化を⽀える業務に従事する⼈材。
これを元にUFRを定義すると・・・
<UFRとは>
大学等組織全体を俯瞰しながら、
愛校心を持ち、
ファンドレイジング行動基準を誠実に守り、
自身のファンドレイジングに関する知識と能力を駆使し、
さらには大学の社会貢献について確固たる自信と根拠をもって業務に関わり、
組織全体の活性化と財源力強化を支える人材
む・・・長い・・・
ま、構想なので、次っ!
ロジックモデル
まずはURAの「あるべき姿へ至るプロセスの整理」(ロジックモデル)から。
1 URAの役割が確立し求められる質が明確になる
↓
2 質の高いURAの量が確保され研究の場に普及する
↓
3 URAが大学の中で認知され活躍の場が拡大する
これをUFRに変換すると・・・
1 UFRの役割が確立し求められる質が明確になる
↓
2 質の高いUFRの量が確保され寄付募集の場に普及する
↓
3 UFRが大学の中で認知され活躍の場が拡大する
ほぼURAのロジックモデルを模倣することができました。
研修プログラムの概要
Fundamental レベル:URA 業務上の課題の発⾒と解決を上司の指⽰のもとに⾏うことができる知識のレベル
Core レベル:URA 業務上の課題の発⾒と解決を⾃⽴的に⾏うことができる知識のレベル
Advanced レベル:URA 業務上の課題の発⾒と解決を主導的に⾏うことができる知識のレベル
こちらもURA→UFRと変換するだけで適用できそうです。
- 初級レベル:UFR業務上の課題の発見と解決を上司の指示のもとに行うことができる知識のレベル
- 中級レベル:UFR業務上の課題の発見と解決を自立的に行うことができる知識のレベル
- 上級レベル:UFR業務上の課題の発見と解決を主導的に行うことができる知識のレベル
認定基準、専門区分
認定基準
スキル=業績(実績あるいは経験)+業務遂⾏能⼒(知識・理解⼒と問題解決能⼒)
こちらは、UFRに限らず汎用性の高い基準に見受けました。
より具体的な「審査基準」「申請要件」等は、拝読する限りではかなり高度な専門職を前提としている印象を持ちました。
また上級レベルで設定されている「専門区分」についてもURAでの区分となり、もしUFRに適用するのであれば精査が必要と感じました。
と、かなり乱暴な内容になりましたが、実現可能性はゼロではないよな・・・と、ひとりニヤニヤしながら構想を立てている時間は楽しかったです(^^)