アメリカのホットライン「211」
Coursera無料コース「COVID-19 Contact Tracing」を受講しています。
ジョンス・ホプキンス大学の公衆衛生研究者Emily Gurleyさんによる講座です。
新型コロナウイルスの特徴や隔離の必要性などについて、わかりやすく解説されています。
コースが進み、主に公衆衛生従事者向けに、新型コロナウイルス感染者あるいは感染の可能性がある人物へ連絡をとって必要な情報を得るためのノウハウの中で、「(連絡した相手が関心を持っている)リソースを提供しなければならないかもしれない例には、211番号が含まれています。」とあり、私の思考が停止しました。
211って??
気になって調べてみることに。
このサイトは自動翻訳で日本語でも読むことができます。
211とはホットラインの電話番号。
211は、United Way Worldwide(ユナイテッド・ウェイ・ワールドワイド)という非営利団体が行っている社会情報サービス。180言語をカバーし、24時間365日、電話相談に応じているそうです。扱っている情報の内容は、住居・食料・雇用・教育・ヘルスケア・薬物中毒など多様です。
ユナイテッド・ウェイ・ワールドワイドには、日本では赤い羽根共同募金(中央共同募金会)がパートナーに加盟しています。
日本語で紹介されているサイトがなかなか見つからなかったのですが、一つご紹介。
ユナイテッド ウェイはボランティア団体の集まりで、さまざまな支援活動を行っています。全米中で数多くのチャリティー活動を行い、その募金を全米中に分配します。この団体は、子供達に健康保険や歯科治療の援助をしたり、十代の妊娠問題に取り組んだり、小学校入学前の子供達を支援しています。また、2-1-1プログラムを作り、誰もが、2-1-1に電話すれば、フードバンクや、ハローワークなど地域の情報が得られるというユニークなシステムを提供しています。
引用元:http://www.crosscurrents.hawaii.edu/theme.aspx?lang=jap
この社会情報サービス211のカバー率。2019年現在、米国人口の約95%が利用可能、とのこと。
アメリカでは「困ったら211」、なんですね。日本にもあると嬉しいな・・・と思いました。