あの日の旅行日記〜イタリア"貧乏"旅行(2)
あの日の旅行日記〜イタリア"貧乏"旅行(1) - 始まりの景色
の続き。
1997年7月24日(木)
前日で早くも旅行の予算が厳しくなってしまった。
こんなこともあろうかと・・・と思っていたわけではないが、旅行前にドイツ語版「地球の歩き方」がないかを本屋で探し、「安くイタリアを旅する本」というようなタイトルの本を買っていた。
これに頼ろう・・・と次の訪問地、フィレンツェのホテルを探した。1つ星のホテルが数件紹介されていた。
よし、電話するぞ!とキオスクでテレホンカードを買った。
が、公衆電話での使い方が分からない。
どうやって使うんだ?と悪戦苦闘していると、中学生くらいの男の子が寄ってきて、パッとテレホンカードを手に取った。
盗まれた、こんな大胆に・・・!と呆然としていると、その男の子がテレホンカードの端をパキッと折って手渡してくれた。
ただの親切な男の子だった。「グラッツェ!」とお礼を言い、電話した。
「ハロー、キャンユースピークイングリッシュ?」
「・・・ノー!」
「オー、ソーリー!」
次、
「ハロー、キャンユースピークイングリッシュ?」
「イエス!」
「オー! I want to stay tomorrow・・・」
と無事に予約ができた。
一安心して、ヴェネツィアを観光した。
[写真:聖ジョルジオ・デイ・グレーチ大聖堂をバックに]
街中を散策したり、お店が並ぶ通りを見たりした。
仮面ばかりのお店やヴェネツィアングラスのお店があった。
お土産を買う余裕ななく、ウィンドウショッピングを楽しんだ。
スーパーでコーヒー味のヨーグルトを見つけ、物珍しくて買った。
部屋で食べたら美味しくなく、またどよーんと落ち込んだ。
次はフィレンツェへ!
注:記憶を頼りに書いているため、記憶違いがあると思います。