あの日の旅行日記〜リュブリャナ・ウィーン・ブダペスト(1)

注:記憶を頼りに書いているため、記憶違いがあると思います。

1996年12月28日(土)

ボンで働いている大学時代の友人Kさんとの女子旅。

前日の27日にオスナブリュックからボンへ。

ボンは西ドイツ時代の首都。どんな都市だろう、と期待していくと、思いがけずこじんまりした街だった。Kさんと待ち合わせてKさん宅で一泊。

翌28日朝からスロベニアの首都リュブリャナへ出発。

途中、ミュンヘンで列車を乗り換える。

ユーゴスラビア情勢が不安定な中、国際列車の行き先は「ザグレブ」まで。その先は戦争中なんだなぁ・・・としんみり。

リュブリャナで夕食を食べてホテルに泊まった。

1996年12月29日(日)

ホテルでビュッフェ朝食。旅慣れているKさんが「お昼ご飯を調達しよう」とビュッフェのパンでサンドイッチをせっせと作っている。ホテルの人が見ているような気がするんだけど・・・とおどおどする自分に「こういうのは堂々としているのが良いんだよ」とのアドバイス。なるほど。

お昼ご飯を食べたらリュブリャナ市街を観光。

冬なので、せっかくの噴水は覆われている。日曜日でお店は閉まっている・・・そして寒い・・・!!

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[写真:リュブリャナ市街]

リュブリャナは半日あれば十分、って、地球の歩き方に書いてあったけどその通りだね・・・」と言いながら、メインスポットのリュブリャナ城へ。

ここもこじんまりとしたお城で、あっというまに見終わってしまった・・・

お城のカフェに入り、「寒いね」「このあとどうしようね」と話していると、老婦人が話しかけてきた。

「こんにちは。私は○○(聞き取れなかった)なの。あなたたちはどこから?」「日本です」「そう、私たちは国がない。自由に行き来できるのよ・・・」・・・ん?物乞いの方なんだろうか・・・?とやや警戒しながら、お互いにたどたどしい英語で少し話をした。「これ、今日あなたたちに会えた記念にあげるわ。砂糖でできたお菓子なの。」と老婦人は私たちにハート型のお菓子をくれた。警戒してごめんなさい・・・

「良い旅を!」「お互いに!」と声をかけて別れた。

 

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[写真:リュブリャナ城からの眺め]

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[写真:老婦人からのプレゼントを手に記念写真]

リュブリャナでの出会いを胸に、次の街、ウィーンへ。

続きます。