寄付月間初日にキフウォークとキフフェスへ

12月は寄付月間です。

giving12.jp

・・・と書きつつ、昨年から知ったこちらのイベント。

「一年の終わりに、未来を考え寄付をする。」

今年は日本ファンドレイジング協会大学チャプターも賛同パートナーに仲間入り。

12月1日(日)に、寄付月間関連のイベントに参加しました。

キフウォーク in 東京大学

東京大学本郷キャンパス内にある、寄付により建てられた建物を解説付きで散策しましょう、という趣旨のイベント。

最初に訪れたのは赤門のすぐ横にある赤レンガ調の外観が目を惹く伊藤国際学術研究センター

伊藤雅俊氏(株式会社セブン&アイ・ホールディングス名誉会長)並びに伊藤伸子氏(同夫人)による、東京大学への寄附により、社会と東京大学との関わりを深めるための社会連携及び国際交流拠点として設立されました。

 出典:東京大学伊藤国際学術研究センターのサイト

2012年竣工ということですが、築年数が浅いとは思えない色合い。実家が窯業で外装タイルを製造していたので、最初から興奮状態(?)です。

建物内にはホールと多目的スペースがあり、講演会・学会などの開催が可能だそう。さらに1階のファカルティは椿山荘で、外国要人や大口寄付者との会食先に適しています。

良いものを見させてもらった・・・と感動しながら次は情報学環・福武ホールへ。

ベネッセコーポレーション代表取締役会長・福武總一郎氏から16億5000万円の寄附を受け、ホール以外にも福武氏の冠がついた部屋があります。中には入れませんでしたが、こちらのホールで昨年は寄付月間のキックオフイベントが開催されたのだそう。

続いて、東京大学総合図書館へ。

この図書館は1923年の関東大震災で全焼した旧図書館の再建と図書の復興のために、ジョン・ロックフェラー Jr.氏から400万円の寄付を受けた、とのこと。今日の価値に換算すると100億円とも見積られるそうです。

つい最近まで改修工事が行われたいたそうで、外壁も一部が新しくなっていました。ただ、一部なんですね・・・?なんだかつぎはぎのような不思議な外観でした。

私が外装レンガを触ったり写真を撮ったりと夢中になっている間に、参加の皆さんは建物内の見学へ。なので、少し外を見て回りました。

おお・・・側面のタイルや枯れかけたツタが重厚な雰囲気を醸し出しています。

そうこうしているうちに皆さんが建物から出てこられて、無事に合流。

最後に安田講堂を訪れました。

安田財閥創始者安田善次郎の、匿名を条件での寄付により建設されたが、安田の死後に寄付を行っていたことが知られるようになったことで安田を偲び、一般に安田講堂と呼ばれるようになる。

出典:Wikipedia

竣工は1925年。2013〜2015年にかけて改修工事が行われ、その改修プロジェクトでも寄付を募ったそうです。

安田講堂内の寄付者銘板は非開放エリアにあります」とのこと。ただし、寄付者およびそのご家族に見ていただく見学会が年に2回行われている、とのこと。銘板はどちらかと言えば人の目に触れるところに顕彰されることが多いと思っていたので、これは意外でした。

古い建物の扉や装飾はため息が出るほど繊細で、見飽きることがありません。外からちらりと見えた、内側のタイル作品も、開放されている時に間近で見てみたいものです。

 

キフウォークの締めは中央食堂でのランチ。この中央食堂の改修工事にも寄付金が使われています。

キフフェス

本郷キャンパスのキフウォークを終え、寄付月間キックオフイベントであるキフフェスへ。

本郷キャンパスから歩いて15分ほど。場所は、日本サッカー協会JFAハウス。入り口は日本サッカーミュージアムです。

どんなイベントかよく知らずに参加してしまい・・・あまり写真を撮らなかったので、イベントの概要をさらりと紹介。

冒頭で、寄付月間5周年記念PVの上映と、制作に関わった方からのお話がありました。


寄付するあなたを誇りに思う ~寄付月間5周年PV~

寄付は"受益者"に目がいきがち。今回は、日常生活の中で"寄付をする人"に着目してPVを制作したのだそうです。「あなたが誇りに思う人は誰ですか」というメッセージが込められています。

スペシャトークでは、コモンズ投信株式会社会長の渋澤健さん、株式会社Join for Kaigo代表取締役の松本可愛さん、寄付月間学生インターンの木暮里咲さんによる、「あなたにとって寄付とは」といったパネルディスカッションが行われました。

その他、リフティングした回数×10円を寄付する「キフティング」、会場内ブースの説明、ショート版「寄付の教室」などが行われました。

そうそう、寄付川柳も体験しました!

全体的に内容や時間配分を知らないまま参加してしまい、ブースを回る時間がなかったのが残念。 

2つのイベントを通じて、「寄付月間、自分なりに参加の方法は色々あるのね」と改めて思いました。ただ、寄付をするのではなく。未来に思いを馳せる1ヶ月にしたいですね。師走で慌ただしいですが・・・

 

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寄付月間 -Giving December-