10週間100時間のビジネス英会話を受講した話(3)
10週間100時間のビジネス英会話を受講した話(2) - 始まりの景色
の、続きです。
レッスンの内容と効果について。
レッスンの内容ーグループレッスン
グループレッスンは最大8人。ここに2人のコーチがつきます。
5つのレッスンではウォーミングアップ代りにグラフの説明をするアクティビティから始まります。グラフをみて、瞬時にそのグラフの特徴を説明し、最後は皆の前でプレゼンする、という内容です。グラフの細部にこだわらず「何が示されているのか」を瞬時に読み取って他人に説明する、というのがポイントなので、プレゼンでグラフのスライドばかり見ていると、スライドが消されてしまいます。
ウォーミングアップを終えると、その日のトピックにあわせたトレーニングが行われます。プレゼンテーション、ファシリテーション、アーギュメンテイション・・・と、ビジネスシーンでの実践を意識した内容になっています。ちなみに私の普段の仕事とはかなりかけ離れた内容でした。日本語でもほとんどやったことのないことを、さらに慣れない英語で瞬時に話さなくていけないのは相当キツかったです。ディスカッション・ディベート系は留学中にさんざんやっていたのが幸いしました(ありがとう、ドイツ!)
人前で話すトレーニングは繰り返し行われます。ポイントはジェスチャーとアイコンタクトです。ブートキャンプの時から練習していても、なかなか身につかず、私は何回も「左手が遊んでいるよ!」と指摘を受けました。最後は開き直って「これは別人格なの」と切り返していました。不思議なもので、他の方がアイコンタクトやジェスチャーをしないで下を向いて話していると気になってきます。「私も最初はあんな感じだったんだろうなぁ」と思いながら見ていました。
締めのアクティビティはケーススタディ。クライアントが求めている条件により最適な方を、提示されているプランAとプランBから選び、なぜそれが良いかをクライアントの前でプレゼンする、というものです。プランAとプランBは一長一短。これまでに学んだことを生かしてプレゼンをします。
残りの1レッスンは発音。この日は特に唇と舌の動きを意識して、ひたすら色んな単語の発音を練習しました。顔の筋肉を目一杯使いました。
一回のレッスンは10時間。かなりハードです。帰る頃には知恵熱が出そうでした。寝るまでにクールダウンするのに一苦労しました。特に日曜日のレッスンは翌月曜に響くので・・・
レッスンの内容ーオンラインレッスン
マンツーマンのオンラインレッスンは、スケジュールを予約して自宅のSkypeで受けました。
スタンダードとフォローアップがあります。
スタンダードは、教材に沿って、4つのセッションを行います。教材にある文章をそのままトレーナーの後から話すシャドーイング、教材の単語を説明してトレーナーに何の単語かを当ててもらうチャレンジ、チャンクから自分で文章作成、そしてディスカッションでした。
事前に予習をしていても、最後まで手応えをつかめず終わってしまったのが残念。複数のトレーナーがいて、相性もあるのかなと思いました。できないときは全然できない。できるときは比較的スムーズ。その差が結構ありました。
消化不良気味ですが、371語を学びました。
フォローアップでは、発音以外のレッスンについて、各2時間ありました。これもグループレッスンでは比較的話せたのにフォローアップではちっとも・・・となったり、その逆もあったりと、おさらいはできたけど深堀りはできなかった印象です。
オンラインレッスンは、とにもかくにも自宅学習が鍵。活かせるかどうかも自分次第の面もあります。
効果
- アイコンタクトで英語を話すことが身についた
- スピーキングのスクールだが付随してリスニング力がアップした
- ローコンテクストでのコミュニケーションを取る基本的な考え方が理解できた
- 英語で議論するときのロジックを学ぶことができた
- 外国人と気後れなく英会話でビジネスの話ができそうな気がした(実践できる場が残念ながらないので、あくまで印象)
実践の場は待ってても来そうにないので、これから作っていきたいと思います!