別府で地獄めぐりをしてきました(1)
2019年4月26日(金)〜27日(土)にかけて、別府に行ってきました。
今回の主な旅の目的は立命館アジア太平洋大学への訪問で、別府に着いたのは26日(金)の夜。
限られた時間で何をしようか・・・迷いに迷い、「地獄めぐり」をしよう、と決めました。
27日(土)8:30からスタート。別府北浜から亀の井バス(路線バス)で鉄輪(かんなわ)へ。ここにはバスセンターがあり、インフォメーションセンターもあります。コインロッカーに荷物を預けて、いざ、スタート!
白池地獄
みゆき坂を登ると5分ほどで最初の目的地、白池地獄に着きました。最初の窓口で共通券を購入。計7つの地獄の入場料はそれぞれ400円ですが、共通券は2000円、最低5つ入れば元が取れます。
まだ時間が早いため、人影はなく、落ち着いて見学することができました。
硫黄の香りだけで温泉気分です。池を回ると奥に「熱帯魚館」そして「人喰魚ピラニア」の文字が。穏やかではありません。
温泉熱を利用して熱帯魚を飼育しているとのこと。狭い熱帯魚館の中をほほぅと見学します。何気に水族館好きの血が騒いできました。一つ一つ熱心に眺め、順路の先を行くと、次はピラルクがいるではないか!
ピラルクと言えば!生きた化石!世界最大級の淡水魚!わー、大きい!と大はしゃぎです。
一つ目から満足度高く、この先が楽しみです。
鬼山地獄
白池地獄の坂の上の出口から歩いて数分、鬼山地獄がありました。
ここは湯気の量が多く、風の向きで度々湯気を浴びることに。ミストサウナのようです。「ワニの赤ちゃんが誕生しました」との文字。ワニ!?
ワニの赤ちゃんは屋内の水槽で飼育されていました。名前は「おこじょ」「ひばり」とのこと。その奥には一代目イチロウの剥製が。
ワニって長寿なんですね・・・大きすぎてカメラに収めることができませんでした。お笑いマンガ道場で有名な富永一朗先生から命名されたのですね。こんなにかぶりつきで見ているのが自分ひとりで段々恥ずかしくなってきました。
外に出るといくつもの柵に囲まれた池が見えました。あちらも覗いてみるか。軽い気持ちで下り始めると場内アナウンスが。「あと30分でワニの餌やりの時間です。今はワニたちはものすごくお腹が空いているので、絶対に柵の中に顔を出したり指を出したりしないでください」なんですと!?
池の中にはワニ、ワニ、ワニ!!引くほどワニだらけです。この日は天気が良く、日なたぼっこ(?)をしているワニもいました。パッと見では動かないので模型?と思うほど。でも良く良く見ていると息をしています。本物だ!!
三代目イチロウ君は一匹でプールを独占です。独占の子は良いのです。集団生活を強いられているワニさんたちは狭くないのでしょうか!?ここでも興奮して何枚も写真を撮っていました。
かまど地獄
鬼山地獄を出ると道路の向かいにかまど地獄がありました。
かまどの上の鬼がお出迎えです。
ここには一丁目から六丁目までの様々な地獄があり、一番バラエティに富んでいました。
のんびり一つづつ眺めていると、少し先でヒュー!ピーピー!と賑やかな声が。韓国の観光客の団体用に、湯気の実験を韓国語で実演していて、大盛り上がり!歓声が上がっていました。
その一団がすぎると、別の係員の方が来られて、「湯気の実験をします」とのこと。
タバコの煙を湯気に向かって吹くと、化学反応で湯気の量が増えるように見えるのだそうです。グループを含めて10人程度の観光客が見守る中、実演してくださるのですが、先ほどとはうって変わり、「はぁ〜なるほど」な雰囲気。盛り上がれずすみません。
かまど地獄のお湯の色は赤茶色だったりブルーだったり、色とりどりでした。
3つ回ったところで10時すぎ。11時すぎのバスで移動する予定だったため、まだいけそうだな、と残り2つの地獄へ。
海地獄
海地獄はこれまでのレトロな雰囲気と異なり、比較的新しい雰囲気。ショップが広くて綺麗でした。海のような色をしている池から湯気がモクモク。こちらも風向きによってミストを浴びているような状態です。
さらりと見学して次の鬼石坊主地獄へ。
鬼石坊主地獄
白泥の池からポコリポコリと温泉が湧き上がる様子が坊主の頭のようだから、という理由で名付けられたのだとか。小さめの池から静かにポコリポコリと湧き上がっていました。湯気は出ていませんが、熱湯とのこと。静かな地獄でした。
足湯もあるみたいでしたが、時間の都合で割愛し、バスセンターへ戻りました。
下り坂なので歩いて10分程度で再び鉄輪のバスセンターへ。
荷物をロッカーから出して、待合所でAPU行きのバスが来るのを待ちました。
待っている間に外国からの観光客のグループがちらほら。ツーリストインフォメーションを兼ねているため、英語でやりとりしている様子を見かけました。