イングリッシュブートキャンプに参加して(3)
イングリッシュブートキャンプに参加して(2) - 始まりの景色
の続き。
昼食、夕食は会場に用意されるお弁当を食べ、食事中・食事後も英語を話すため、まさに英語漬け。
なかなか前向きな気持ちになれず、"Smile!"と言われるので笑顔を作るものの、少し気を抜くと、はぁ・・・と真顔に戻ってしまう自分がいました。
初日の最後のセッションは、"Video making presentation"。外国人のボスに一方的に海外出張を命じられ、その目的やプランを把握しないまま曖昧な愛想笑いでやり過ごしてしまった同僚に、ビデオメッセージを作成しよう!というものでした。
こちらもグループワーク。まず、この日に学んだキーワードを思いつくままに10個付箋に書き、これをビデオメッセージ用に絵に表します。
そして、その10個のキーワードをジェスチャーを交えて覚え、ビデオメッセージのときには絵を見ないでメッセージを伝えました。
このセッションも考える間もなく、インストラクターの巧みなファシリテーションで単語を挙げ、絵を描き、あとはジェスチャー付きでセリフを覚えます。
発表まで、ひたすら、ジェスチャーと声を出して10のキーワードを覚えるため練習しました。
本番は、少し詰まりそうになったものの、無事に最後までビデオメッセージを伝えることができました。
ちなみに何回も発表する機会があり、見ている側もアクティブリスニングで大きな反応を示すので、気がついた頃には、大半の参加者はリラックスしてレッスンを楽しんでいるように見受けました。またグループ発表の練習では、それぞれ大きな声を出しているため、自分も大きい声を出さないと聞こえないほど。室内がヒートアップしていて少し窓を開けていたのですが、外を歩いている人はビックリしないかしら・・・?と思うほどでした。
21時すぎに初日のセッションがすべて終了。最後に宿題が出されます。
宿題が出ることを知っていたため、近くのホテルを予約していました。
ホテルに着き、リスニングの宿題をやり始めると・・・あまりの疲労にうとうとしてしまいました。ダメだ、明日やろう・・・と眠りはじめたら、朝までぐっすり寝ていました。
翌日、出された宿題を終えて、会場へ。
初日の復習のセッション。グループに分かれて、"Word challenge"、"Quick shot"、"Cut in"を再び行いました。前日よりもスムーズに話すことができることに気づきました。
宿題をディスカッションするセッションでは、自分の持ち味を生かすことができました。思えば、ドイツ留学中は、しょっちゅうディスカッションをしていました。その時の気持ちがムクムクと湧き、また課題のテーマも得意分野だったことが幸いし、グループの一人を説得して意見を変えることにも成功。ずっとディスカッションしていたい・・・という気持ちになるほどでした。
純粋に楽しめたのはこのディスカッションくらい。
続くセッションは、結構大変でした。
午後のほとんどの時間を使い、一つの課題をこなしました。ペアを組み、インタビューをして目的を確認し、それに向けた提案を考え、スライドを作り、発表する、というもの。時間は十分にあるはずなのに、ペアとの会話が進まず、考えこむ時間が増えてしまいました。また発表までの練習の時間があまりなく、通しで練習できたのが2回のみ。発表の時にはスライドをできるだけ見ないように、となっていたため、不安で押し潰れそうになり、涙が出そうになっていました。
発表も手が上げられず、最後の順番に。
発表の冒頭、手を上げて「ハーイ!」と勢いよく言った時に、何かが吹っ切れました。「ハーイ!」、大事!!
少しスライドを見てしまいましたが、何とか、勢いに任せて最後まで発表することができました。
いよいよクライマックス!