見つけた!
GWに昔を懐かしんで書いた旅行シリーズ、実は書き終わってから心残りがあった。
あの日の旅行日記〜イタリア"貧乏"旅行(3) - 始まりの景色
での、アカデミア美術館を訪問した時のこと。
何かの小説で「ミケランジェロの未完の作品は、そこから出てこようとする人の息吹が感じられる」といった件があり、印象に残っていたから。
この「何かの小説」が何だっけ・・・「深夜特急」だった気がするけど、自信がなくて書けなかった。
やっぱりはっきりさせよう、と「深夜特急6」をKindleで購入。
読み進めると・・・あった!!
それはまるで男が大理石に囚われているようだった。男は苦しげに顔を歪ませ、体をよじっている。四肢を震わせ、大声を上げ、大理石の桎梏から今まさに脱け出さんとしているかのようでもある。
自分の記憶力の曖昧さと表現力のなさの恥ずかしさを上回る感動を得られた。