ドイツ&スイス女子旅日記〜4日目(その3)ハイデルベルク→バーゼル
4日目(8月21日)
次の目的地、バーゼルへ。
ハイデルベルクからマンハイムで乗り換え、マンハイムからはバーゼルはICE(新幹線)で1本。予約した座席に乗り、列車にカフェがあるのに気づき、ものは試しとカフェの車両に移動した。店員さんからテイクアウトを勧められる。「この電車はあと10分で全員下車するからテイクアウトのみ」 。
は!?と驚いていると、「この先通行できないから、乗り換えするんだよ」と教えてもらう。再び車掌に尋ね、カールスルーエ駅で全員下車、別の特急に乗り換え→バスに乗り換え→バーゼル行きの特急に乗り換え、と教えてもらう。慌てて座席に戻った。
カールスルーエで全員下車し、別の特急列車でラムシュタットという駅へ。 列車を待っている時にiPhoneを駆使して、この先の予定がどうなるかを友人と話していると、上品な老婦人に声をかけられた。「あなたたちもバーゼルに行くの?私もそう」「そうですか」「何がどうなっているの?」「私にもさっぱり」「まあ、でも何とかなるでしょう」
ラムシュタット駅からバーデンバーデンまでは振替輸送バス。長距離列車とあって車両は16両編成、ものすごい数の乗客が乗り換えを強いられた。到着したバスに乗客がなだれ込むことになり、私が乗るのが遅れた。
バスの運転手に降りるように言われた。先に乗った友人が、「私の友人なの、乗せてあげて」と言ってくれた。でも状況が変わらず、やむなく2人でバスを降りた。
次に来たバスは、観光バス。さっきのバスは市バスだった。荷物はバスの下に預け、ふかふかの観光バスに座れた。結果的には良いバスに乗れて本当に良かった。
バスで20分、田園風景を楽しんでいたらバーデンバーデンに到着。
駅ではバーゼル行きの特急列車が着いていた。空いている席を探していると、腕を触れる人が。カールスルーエ駅で話した老婦人が「乗れたのね!」と声をかけてくれた。「あなたも!良い旅を!」と伝えた。こういう出会い、旅の醍醐味だなあ。
車両を進むとコンパートメントの席が空いていた。特急列車でコンパートメントは少なくなってしまった。貴重なコンパートメントに座れて、得した気分。
スイスの国境が近づいてきた。パスポートコントロールに備え、パスポートのありかを確認し・・・と待機していたが、パスポートコントロールは来ることなくバーゼルに到着。あっさりスイスに入国できた。
色々あった一日だったが、ハプニングを楽しめる余裕があった。
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