ダイアログ・イン・ザ・ダークに参加(感想)

先日、ダイアログ・イン・ザ・ダークというイベントに参加しました。

www.dialoginthedark.com

照度0という暗闇の中を、白杖全盲ガイドを頼りに進んでいきます。

今は夏。「僕たちの夏休み」がテーマ。

いくつかのシーン(部屋)に分かれていて、最初のシーンは「おじいちゃん家に行く」。

ガイドの方と参加者で自己紹介をし、薄暗い部屋で目を慣らした後、いよいよ真っ暗な世界へ。目が慣れても何も見えません。

感じたことを、口に出します。「笹の匂い」「土?」「ブランコだ!」

「私もブランコに乗りたい!」と、声のする方へ向かい、ブランコに乗って揺られることができました。

続いて、おじいちゃんの家へ。こちらもガイドの方に導かれ、時には前の人の方に手を置いて、そろそろと移動しました。

おじいちゃんの家には、懐かしいものがいっぱい。黒電話やトランジスタラジオなど、見つけたものを次々と回して皆で共有しました。

次のシーンは「花火を観に行く」。芝生の上で座って雑談していると、花火の音が・・・心の中で、ちょっと懐かしい田舎の花火が打ち上がりました。

最後のシーンは「屋台でジュースを飲む」。事前に用意した小銭で、何種類かの中からジュース(ビールもあり)を選び、駄菓子も2種類選んで注文しました。

友達と「どんなお菓子頼んだの?交換しよう」などと、バリバリゴクゴクして・・・予定の90分があっという間に過ぎました。

 

普段、いかに視覚に頼っているか、実感できる経験でした。同時に、視覚に頼らなくても、聴覚・嗅覚・触覚で十分楽しめるんだなぁという気づきもありました。

 

多くの方にオススメしたいイベントです。