夏に水族館巡りをしました―その3

前回の記事の続きです。

  • マリンピア松島水族館

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日本三景の一つ、松島に水族館がオープンしたのは昭和2年。現存する日本の水族館で2番目に古く、現在も同じ場所で営業を続ける民営水族館としては、日本で最も歴史が古い。松島公園駅の開業に合わせて開設され、平成元年に「マリンピア松島水族館」と改称。

平成23年3月11日の東日本大震災で津波の被害を受けました。濾過装置が海泥にまみれて動かなくなりました。地震当初、生物の被害はありませんでしたが、水の汚れ、餌の不足、地震によるショックなどで、サメやビーバーなどが犠牲となりました。懸命の努力により、同年4月23日に営業を再開しました。

実際に訪れてみると、園内に遊具施設があり、また歴史の長い水族館のため、子どもの頃に行ったことのあるような懐かしい気持ちになりました。アシカショーでは3匹のアシカが器用にパフォーマンスを披露。館内はそれほど広くはないものの、数多くの種類が展示されていました。先日、イルカの赤ちゃんが誕生したとのことで、珍しいイルカの赤ちゃんを観ることができました。

夏の家族旅行で東北に行こうと決めた時、「水族館のある街を」と思い、最初にこの水族館を、松島を訪れることを決めました。松島は比較的津波の被害は少なかったそうですが、それでも水族館入口の扉に高さ80cmぐらいの所に「ここまで津波が来ました」と印がされていました。子どもたちがその場にいたら、間違いなく流されている高さです。鳥肌が立ち、震災の大きさが実感できました。館内には震災時の様子が写真パネルで展示されていて、飼育員の方の必死の努力で再開できた様子も良くわかりました。

この水族館、2014年秋には閉館し、2015年仙台市にオープンする水族館に生き物たちは移されるそうです。

マリンピア 松島水族館

 

水族館巡り、いかがでしたでしょうか。家族で水族館を訪れる際に少しでも参考になれば幸いです。