ドイツ&スイス女子旅日記番外編〜MASTERキートンを巡る旅!
今回のドイツ旅行の旅程に、あえてケルンに行き、さらにバーゼルを加えたのは・・・そう、浦沢直樹の作品「MASTERキートン」の
『貴婦人との旅』
を巡ってみたかったから・・・!!
ケルンの大聖堂
バーゼルに向かう列車がデュッセルドルフ駅に止まった時、乗り込んできた老婦人と相席したキートン。 作中では列車からケルン大聖堂を見て、夫人はお祈りを始めました。
大聖堂は駅のすぐ前にあり、列車から全貌は到底見えません。
私は降りて大聖堂を見学に行きました。高さ157m、奥行き114m、幅86mもあり、40階のビルに匹敵するため、間近では到底全貌をカメラに収めることができませんでした。
塔に登れるらしいのですが、500段・・・今回は時間がなく断念。時間と体力のあるうちに登らないと。
コブレンツ
老婦人が財布とパスポートを盗まれたと言い出したので切符代を立て替えるキートン。 老婦人はコブレンツに元使用人がいるから切符代を借りると言い出し、2人で途中下車した街です。
コブレンツはライン川とモーゼル川が合流する地点。作中のレストランなどが立ち並ぶ街中は行かれませんでしたが、合流点「ドイチェス・エック」を見に行きました。
バーゼル
老婦人はドイツ、スイス、フランスの三ヶ国に跨っているバーゼルの国境をパスポートなしで突破したいと言います。そこで、キートンは老婦人にビールを飲ませ、良い気分で歌ってくださいと頼み、切符とパスポートの確認をする車掌たちに「この人はスイスの人だと言ってました」と話してあっさり突破します。
さあ、私も国境越えのためにパスポートを確認して、何なら歌って・・・
あれ?まさかのノーチェックでスイスのバーゼル、バーゼルSBB駅に到着。
時代は変わりました・・・ね・・・(^^;
【参考にさせていただきました】
travellingwithmasterkeaton.blogspot.jp
ジーノの鳥 : MASTERキートン CHAPTER:9 貴婦人との旅
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ドイツ&スイス女子旅日記〜7日目ミュンヘン
7日目(8月24日)
最終日。ミュンヘン市内。
朝食前にホテルを出発。ミヒャエル教会・聖母教会を見学し、歴代のバイエルン国王が住んでいたというレジデンツを見学。
ここは館内写真OK。広い、とにかく広い!順路に沿って部屋をみたが、あまりの多さに段々クラクラしてきた。
レジデンツ内に教会・礼拝堂・劇場があり、当然ホールもあった。どれだけのお金が注ぎ込まれたのだろう…と考えてしまった。
遅めの朝食を済ませたら、自由行動。まず市庁舎の塔に登った。塔の上にはエレベーターで登っていく。景色はそれなりに綺麗だったが、バーゼルの大聖堂の塔の後だと感動が薄い。人が大勢いたこともあり、早々に降りた。
次に行ったのはルードヴィヒ二世の遺体が安置されているミヒャエル教会。地下の霊廟を見学した。王家の遺体がそれぞれの棺に収められている。誕生年と死亡年の記載があり、中には0歳で亡くなった子も…小さい棺をみてひとりしんみり。
次に向かったのは市内から少し離れたニンフェンブルク城。ガイドブックに乗っているトラムが走っている停留所に着いたが、来る気配がない。良くみたら工事中で運休だった。市電を乗り継いで向かった。
ニンフェンブルク城は庭も建物も広く圧倒された。日本語のオーディオガイドがあったため借りた。レジデンツの後だったため見学にどれだけ時間がかかるんだろう?と思ったが、見学エリアが限定されていたため、それほど時間はかからなかった。城主は今でも住んでいるらしい。
喉が渇いた。コンビニや自動販売機はない。アイスクリーム屋さんでヨーグルトアイスクリームを頼んだ。ものすごく美味しかった!
残りの時間はお土産を買いに。色々買い込んだ(^^;
ホテルに戻り、ミュンヘン中央駅からリムジンバスに乗り約40分。ここで悲劇が。アイスに続いて、カフェでチョコレートパフェを食べてしまい、バスの冷房でお腹が急激に痛くなってきた。バスの中で冷や汗が出てきた。早く着いて、着いて・・・!!
バスが空港に着くと、スーツケースを友人に託してトイレへ一直線。なかなか見つからず、焦りが募る。脇目も振らずトイレを探して走り回る。ようやく見つけたトイレ。危なかった・・・
空港の荷物チェックでコーヒー豆が引っかかった。その前の友人もコーヒー豆で引っかかったので、係員が「またコーヒー!」と。思わず「だって美味しいから」「ドイツ語話すの?」「はい、少し。これは美味しからどうしても買いたかったんです」「Super!(ズーパー)」と、最後まで和やかに会話できた。
毎回の事ながら、旅行は気づけばあっという間。ドイツ語のシャワーを浴びて幸せなひとときだった。
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ドイツ&スイス女子旅日記〜6日目(後半)ミュンヘンからバス旅行
6日目(8月23日)
次はオーバーアマガウという町へ。
人口5000人の小さな町だが、10年に一度、キリスト最後の5日間を町の人が演劇することで有名なのだそう。また、家屋の外壁画も有名。短時間、町をぶらぶらして、外壁画を写真に収めた。多くの観光客が訪れていた。
次に向かったのは、リンダーホフ城。ノイシュバンシュタイン城の城主、ルードヴィヒ二世が手がけて唯一完成した城。謎の死によりノイシュバンシュタイン城ともう一つの城は未完成のまま工事が中止された。リンダーホフ城はこじんまりとしながらも城主の性格が伺える特徴的な城だった。
城の大きさに対して広い庭園。家来と顔を合わせたくないために食卓テーブルごと上下階を行き来できる「魔法のテーブル」。マリーアントワネットの実物大の鏡像を庭に置いて、話しかけたり顔を撫でていたりというエピソード。引きこもって自分の世界に閉じこもっていた様子が伺えた。
ここも城内の撮影は禁止。装飾は金箔が目立ち、マイセン磁器や象牙でできた燭台、大理石のテーブル、鏡だらけの部屋。お金を余すところなく使っていたとしか思えなかった。
どのスポットも交通アクセスが良くなく、個人旅行で行こうとするとかなり時間がかかるところばかり。バスで効率よく回れたのは良かった。また今回のガイドさんの話が面白かったのも高ポイント。
加えて、ベタベタ絵葉書、ちゃっかり計4枚入手できた。
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ドイツ&スイス女子旅日記〜6日目(前半)ミュンヘンからバス旅行
6日目(8月23日)
ミュンヘンからバス旅行。
ミュンヘン中央駅で集合し、バスに乗って最初の目的地、ヴィース教会へ。田舎の農場に佇む教会は、世界文化遺産。白が基調のロココ調の教会は初めて見た。低い天井をだまし絵技法で高く見せたり、壁の装飾が凝っていたりと見所多かった。
次に有名なノイシュバンシュタイン城へ。バスの中で城主のルードヴィヒ二世の生い立ちなどを聞く。最後は謎の死を遂げ、城の建設は中断。「自分が死んだら城は爆破して壊して欲しい」という遺言があったそうだが、死後2ヶ月後には一般公開を開始したそう。なんだか不憫な話だった。
ノイシュバンシュタイン城は、夏の観光ピークをすぎたとはいえ、多くの観光客で賑わっていた。シャトルバスで城の近くまで登ると、城が望めるマリエン橋を案内された。確かに絶好のフォトスポットだが・・・橋の床が木の板で90メートル下が見え、観光客で橋が揺れるのが怖かった。
城は5分刻みの入場でオーディオガイドに沿って見学。写真は一切禁止。細かな装飾や壁画など、写真に撮れないぶん目に焼き付けるように眺めた。中世風の装飾が続くと思えばいきなり当時の最新技術を駆使した洞窟が現れたり、アンバランスな印象を受けた。
城の見学を終え、坂道を歩いて下った。
ルードヴィヒ二世が住んでいたホーエンシュバンガウ城とアルプ湖が近くにある。
(観光客がいなければ)静かでのどかな風景。ルードヴィヒ二世は心の安らぎを求めていたのだろうか・・・などと思いながら、しばし湖をぼへぇと眺めていた。
長くなったので、続きは、また。
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ドイツ&スイス女子旅日記〜5日目バーゼル→ミュンヘン
5日目(8月22日)
5日目。バーゼルの朝。起きると唇がヒリヒリする。嫌な予感がして鏡を見ると、水疱ができ始めていた。口蓋ヘルペス。薬は持ってこなかった。ホテルの横に薬局があり、唇を見せると塗り薬を出してくれた。
旧市街の中心地、マルクト広場までトラムで移動。市庁舎を見学。市庁舎は赤い壁と色とりどりの壁画・彫刻が印象的な建物。定期的に塗り直しているらしく、綺麗な状態だった。通常の市庁舎として使われており、「会議中につきこの先進入禁止」と貼り紙があった。
街のパン屋でクロワッサンとコーヒーを買って、ライン川のほとりで朝食。天気が良く、心地よい風が吹いていた。これまでは肌寒いことが多かったが、今日は半袖ですごせた。
朝食後、ライン川を渡りクララ広場へ。クララ教会があり、中を入るとちょうどミサの最中で賛美歌を歌っていた。
再びトラムで移動し、大聖堂へ。大聖堂では塔を登った。5フラン。「200段あるよ(頑張れ)」とおじさんに声をかけられ、狭い狭い階段を登った。90段。扉を開けると狭い狭い。人が少ないのが幸いして、建物を半周すると、また扉が。
扉を開けて、石の螺旋階段を登る。また扉。開けると、先ほどよりは少し幅広の通路。景色が素晴らしく、写真を何枚も撮った。また半周回ると扉。さらに石の階段を登る。次は鐘楼跡に出た。風が気持ちよく、遠くまで見渡す景色は絶景。でも高い!まだ上がある!
さらに狭くなった石の階段をひたすら登ると、ついに塔の頂上へ。屋根の上のガーゴイルが良く見える。ライン川も遠くまで見渡し、まさに絶景!登ってきたかいがあった。
じゃあ、降りるか・・・と階段を降り始めると所々にある穴の金網越しに下が見える。怖い怖い!高所恐怖症につき、階段脇のロープを必死に掴んでそろそろと階段を降りた。来た道を戻るため、下から上がって来たらどうしよう・・・と思っていたが、幸い、階段ではすれ違う人はいなかった。
入口まで戻って来て、無事に戻って来れて良かったと思いふと見ると、貼り紙に「2人以上のグループのみ登れます」と書いてあった。一人はNG。自殺や事故防止なのかな?
興奮冷めやらぬまま、バーゼル美術館へ。
バーゼル美術館といえば「楽園のカンヴァス」。アンリ・ルソーの作品を見に行った。館内は広く、ピカソやモネの作品を多く展示していた。しかし、ルソーは2作品のみで、しかも小説に出て来る作品は展示していなかった。
少し残念ではあったが、同じ部屋にゴッホとゴーギャンの自画像を展示していたり、絵画だけでなくロダンの彫刻が展示されていたりと充実していた。
旅行中はご当地の写真が載っている「ベタベタ絵葉書」を買うのを楽しみにしている。この旅行中も、立ち寄った街の土産物屋で買って来た。バーゼルは・・・と探し始めたら意外とない。街のファンシーショップ店で売っている絵葉書を見つけてようやく買えた。
スイスはホテルの宿泊客に「モビリティカード」を発行する。このカードがあるとトラム・バスに無料で乗れる。空港行きのバスも同様。交通費が地味にかからず助かった。
街中ではティンバリーという芸術家の作品を見かけた。機械仕掛けで動く作品が特徴で、ティンバリー美術館もある(行かなかったが)。バーゼルの空港にも大掛かりな作品が展示されていて、間近で見ることができた。廃材を寄せ集めた作品。よくこんな大きなガラクタを・・・という思い。
バーゼルから飛行機でミュンヘンへ来た。空港で入国審査があると思い窓口らしき所の係員に声をかけると、「何日いるの?どこのホテルに泊まるの?日本?どんな所に住んでいるの?」と、完全な雑談のみで「あっちの出口から出られるよ」とのこと。入国スタンプは無かった・・・
【旅行のスケジュールは地球の歩き方「旅スケ」で公開!】
星野源 Live Tour 2017『Continues』in さいたまスーパーアリーナ(9/9)に行ってきました
コンサートとライブの違いが分からないのですが・・・
これまで
プリプリ(1989年頃)→カウントダウン(1989年頃)→ミスチル(1994年頃)→スペースシャワーTV主催フェス(2005年)
の4回のみ。
実に12年ぶり。
星野源さんの「SUN」が好きで、ライブが楽しそうで、今回、シリアルナンバー枠で応募。でも外れる。注釈つきで応募、外れる・・・と諦めかけていたところで追加公演。「Family Song」を購入して再び応募してみた(シングルCDをディスクで買ったの、何十年ぶり?という状態)。
旅行中に届いた当選のメール。やった!と小躍りして、入金期限の帰国日に、疲れた体に鞭をうちローソンへ直行。
チケットは電子チケットを選択。
一人は心細いので、長女を誘った。
公演が近づいてきたら、チケットが届いていた。
400レベル・・・?意味が分からず、さいたまスーパーアリーナのサイトで席を確認。スタンド席、ということが分かった。
開場が2時間も前からなの?
長女「開演間近に来ると入るのに時間がかかったりするから、早めに開場するんだよ」
私「なるほど」
開場時間に合わせてさいたま新都心駅へ。既に駅も会場付近も多くの人で賑わっていた。
ここへきて、ローチケを確認しようと思ったら、「最新にアップロードしてください」のメッセージ。自動アップロードを止めているために起きたミス。激しく動揺する私。長女「落ち着いて。フリーwi-fiを探そう」
フリーwi-fiに繋いで最新版に更新。ようやく一安心。
物販や写真ブースをスルーして会場入口に到着。
人は並んでおらず、予想外にスムーズに入場できた。
物販をスルーしていたのだが、会場の廊下でTシャツとニセ明ボールペンを売っていて、ついボールペンを購入した。
写真ブースをスルーしていたのだが、ニセ明さんのフォトスポットがあり、つい写真を撮った。
席につくと開演までまだ1時間半もある。二人で本を読んだりしてすごした。
開演の18時になっても始まらない。「始まらないねえ」「どうしたんだろうね」と話していると場内が暗くなってきた。
ボイスドラマからスタート。
続いて源さんのマリンバ。客席から米粒程度しか見えないが、スクリーンのお陰で表情がよく見える。わあ、本物だ・・・!!と感無量。
一曲終わって源さんが挨拶。「今日は物販が混んでいたりしたので開演を遅らせました」と説明。
スタンド席は数人しか立っておらず、他の人は皆座って聞いていた。落ち着いた曲が多かったこともあり、私も座って手を叩いて鑑賞。
スタンド席は全体がよく見渡せ、音もそれほど煩くなく、なおかつ自分が歌っていても気にならないほど。
一流ミュージシャンからのメッセージ・・・という余興(?)で笑った。特にバナナマン。
サブステージの存在に気がつかず。
長女「あれ、誰か歩いていない?」
私「本当だ。・・・源さんだ!近づいてきた!」
と、興奮。サブステージでは弾き語りで向きを変えて3曲歌った。
ステージが回転している間とか、源さんがペコペコとお辞儀してスタッフやお客さんに気を遣っているのが可愛らしかった。
後半に入り、「時よ」のイントロが。
もう我慢できない!と立ち上がった。周りもこの曲から立つ人が多かった。
踊って歌って、夢のようだった。
続いての曲が「GAG」。GAG!?驚いた。これもテンポの良い曲。
そして「SUN」キター!もう大好き、大好きなんです!!
次は「恋」!源さん「皆さん、踊ってください」はい!恋ダンス、マスターした甲斐があった!サビ以外も踊るわ、私!!
そして「Week End」源さん「これは好きに踊ってください」はい!とにかく踊らせていただきます!!
はぁ、はぁ・・・というところで、源さん「皆さんに悲しいお知らせがあります。次がラストです。」えー!!
源さん「アンコールをやります!最初に・・・」と、丁寧にアンコールの仕方をレクチャーしてくれた。いい人だ、いい人だ・・・
アンコールの最初はニセ明さん。本物のニセさんだ!再びサブステージなので良く見える。歌そっちのけで投げキッス祭り。面白いなぁ。
続けて「恋、をまだ買っていない人?ぶっ飛ばすぞ!!」にも笑った。
ニセさんがバイトのために退場して、しばらくすると源さんが再び登場。
源さん「Family Songを歌います!」やった!アンコールが一曲増えた!!生歌で聞ける幸せ・・・
そしていよいよ本当にラストソング「Friend Ship」この歌もいい歌・・・歌も良いし、最後にギターをかき鳴らす源さんが本当に楽しそうだった。
最後まで源さんはお客さんに気を遣い、本当に良い人だった。
ハァ・・・気づいたら3時間半ほど。夢のよう。
長女ちゃんは何が良かった?「ボイスドラマでマモの声を聞けたこと」
そこ!?
ドイツ&スイス女子旅日記〜4日目(その3)ハイデルベルク→バーゼル
4日目(8月21日)
次の目的地、バーゼルへ。
ハイデルベルクからマンハイムで乗り換え、マンハイムからはバーゼルはICE(新幹線)で1本。予約した座席に乗り、列車にカフェがあるのに気づき、ものは試しとカフェの車両に移動した。店員さんからテイクアウトを勧められる。「この電車はあと10分で全員下車するからテイクアウトのみ」 。
は!?と驚いていると、「この先通行できないから、乗り換えするんだよ」と教えてもらう。再び車掌に尋ね、カールスルーエ駅で全員下車、別の特急に乗り換え→バスに乗り換え→バーゼル行きの特急に乗り換え、と教えてもらう。慌てて座席に戻った。
カールスルーエで全員下車し、別の特急列車でラムシュタットという駅へ。 列車を待っている時にiPhoneを駆使して、この先の予定がどうなるかを友人と話していると、上品な老婦人に声をかけられた。「あなたたちもバーゼルに行くの?私もそう」「そうですか」「何がどうなっているの?」「私にもさっぱり」「まあ、でも何とかなるでしょう」
ラムシュタット駅からバーデンバーデンまでは振替輸送バス。長距離列車とあって車両は16両編成、ものすごい数の乗客が乗り換えを強いられた。到着したバスに乗客がなだれ込むことになり、私が乗るのが遅れた。
バスの運転手に降りるように言われた。先に乗った友人が、「私の友人なの、乗せてあげて」と言ってくれた。でも状況が変わらず、やむなく2人でバスを降りた。
次に来たバスは、観光バス。さっきのバスは市バスだった。荷物はバスの下に預け、ふかふかの観光バスに座れた。結果的には良いバスに乗れて本当に良かった。
バスで20分、田園風景を楽しんでいたらバーデンバーデンに到着。
駅ではバーゼル行きの特急列車が着いていた。空いている席を探していると、腕を触れる人が。カールスルーエ駅で話した老婦人が「乗れたのね!」と声をかけてくれた。「あなたも!良い旅を!」と伝えた。こういう出会い、旅の醍醐味だなあ。
車両を進むとコンパートメントの席が空いていた。特急列車でコンパートメントは少なくなってしまった。貴重なコンパートメントに座れて、得した気分。
スイスの国境が近づいてきた。パスポートコントロールに備え、パスポートのありかを確認し・・・と待機していたが、パスポートコントロールは来ることなくバーゼルに到着。あっさりスイスに入国できた。
色々あった一日だったが、ハプニングを楽しめる余裕があった。
【旅行のスケジュールは地球の歩き方「旅スケ」で公開!】